天安門事件の軍事法廷映像が流出か 武力弾圧を拒んだ元軍長の素顔
Possible Leak of Tiananmen Massacre Military Tribunal Footage
The True Face of a Former PLA Commander Who Refused to Carry Out the Crackdown
英誌エコノミストが報じたところによると、中国で1989年の天安門事件直前に民主化運動への武力弾圧命令を拒否した元中国軍軍長・徐勤先の軍事法廷の映像がインターネット上に流出したとされる。
審理は非公開で行われたとされ、90年3月に撮影されたとみられる6時間超の映像が外部に出たのが事実なら、中国当局の情報統制を考えれば極めて異例の事態である。
徐は戒厳令が敷かれた89年5月、第38集団軍軍長として北京への進軍と学生らの鎮圧を命じられたが、「人民に武器を向けることはできない」として命令に背いたとされる。
その結果、軍長を解任され軍事法廷で有罪判決を受け、5年間の投獄を経て2021年に死去した。今回の映像は、体制内で命令を拒否した軍幹部の姿を生々しく伝えるものであり、天安門事件の記憶を消し去ろうとしてきた中国政府にとって新たな火種となる可能性がある。民主化運動弾圧の責任と軍のあり方を問い直す契機になるとの見方も出ている。(引用:日本経済新聞)

徐勤先「このような行動は、歴史の検証に耐えなければならない。一つの出来事は短期間では真相が見えないこともあるが、歴史は必ず証明する。この任務を実行すれば、手柄になる可能性もあるが、同時に歴史の罪人になる可能性もある。武器を携えてこのような任務を遂行することは、私にはできない。
中央軍事委員会が私を軍長に任命することもできるし、職務を解任することもできる。しかし、この命令は実行できない。どうか指導部は他の人物を探してほしい。」この後、懲役5年の有期徒刑を言い渡された。
徐勤先:「這樣的行動要經得起歷史的檢驗。一個事件也可能短時間看不清楚,但歷史可以證明,執行這樣的任務,可能立功,也可能成為歷史罪人。帶武器執行這樣的任務,我無法執行。中央軍委可以任命我當軍長,也可以撤銷我的職務。這樣的命令我無法執行,請領導另找別人吧。」
後被判處有期徒刑五年。 https://t.co/E7hCgTyvgU pic.twitter.com/HEkJgaDduh
— 夏巢川 Rei Xia (@karasu_ga_warau) November 25, 2025

ネットの声
天安門で命令拒否した軍人の軍事法廷が今さら流出って、中国共産党にとっては最悪のタイミングだよな。
「人民に銃を向けない」と言った将軍の姿が動画で残ってたってだけで、公式ストーリーが一気に怪しく見えてくる。
こういう映像こそ本当は教材にすべきなんだろうけど、中国国内じゃ秒速で検閲対象だろうな…。
天安門事件そのものを「なかったこと」にしたい北京にとって、今回の流出は悪夢レベルだと思う。
命令違反で5年投獄ってエグいよな。それでも拒否したって話が、逆にこの人の評価を高めてしまう。
エコノミスト経由で世界中に拡散してる時点で、中国側がどれだけ消そうとしてももう手遅れ感ある。
映像が本物なら、当時の軍内部にも相当な葛藤や迷いがあったってことの生き証人みたいな資料だよね。
「安定」とか言いながら、36年前の事件の亡霊にいまだに悩まされてるのが今の中国って感じ。
日本のメディアもさらっと流すんじゃなくて、もっと背景や徐勤先の人物像を掘ってほしい。
結局こういうリークが出てくるたび、あの体制がどれだけ情報を押し潰してきたかが逆に可視化されていくんだよな。

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