自民裏金疑惑 安倍派議員を一斉聴取へ 特捜部、対象は数十人か
12/14(木) 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、東京地検特捜部が、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)からパーティー券収入のノルマ超過分のキックバック(還流)を受け、裏金化していたとされる所属議員側を一斉に聴取する方針であることが関係者への取材で判明した。
これまでは秘書らが主な聴取対象だったが、派閥幹部や議員本人にも広げる。安倍派では直近5年間で総額5億円が裏金に回された可能性があり、聴取対象は数十人に上るとみられる。
安倍派(99人)では、所属議員がノルマを超えて集めた収入と、議員への還流分の支出がいずれも派閥の収支報告書に記載されていなかったとされる。議員側の収支報告書にも還流資金分が収入として記載されず、裏金化していた可能性がある(毎日新聞)抜粋
安倍派閣僚が辞表提出へ 林官房長官ら新体制に
他に交代するのは鈴木淳司総務相、宮下一郎農相。鈴木氏の後任は麻生派の松本剛明前総務相、宮下氏の後任には森山派の坂本哲志元地方創生担当相を起用する。
党側では、萩生田光一政調会長が首相に辞表を提出する。高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長も近く交代する見通し。(共同通信)抜粋
安倍派を強制捜査へ、収支報告書への不記載総額10億円超か…宮沢博行氏「派閥から指示あった」
12/14(木) 同派ではノルマ超過分を含めたパーティー収入の金額や還流先の議員の氏名、金額などの記録を作成。還流分は現金で議員側に渡し、収支報告書に記載しないよう求めるなど、裏金化が組織的、継続的に行われていた疑いがある。
疑惑を巡っては13日、宮沢博行防衛副大臣(48)(比例東海)が国会内で記者団の取材に応じ、同派から2020~22年に計140万円の還流を受けていたことを認め、「派閥から収支報告書に記載しなくてよいと指示があった」と説明。宮沢氏は「大丈夫かと思ったが、これで長年やっているなら適法かと推測せざるを得なかった」と釈明した。
同派が裏金化した疑いのある還流分は直近5年間で計5億円規模に、派閥側の収支報告書への不記載額は総額10億円超となる可能性がある。(読売新聞)