日本メディアが報道しない不都合な真実
日本メディアはトランプ大統領がコロラド州最高裁から予備選を排除された時は、喜色満面で報道し、今回もメーン州の極左州務長官がトランプ大統領を排除する決定をしたことについても喜び勇んで報道しています。
しかしながら、コロラド州の件についてトランプ大統領に有利な報道は「報道しない自由」を行使し、スルーしています。
1つは、コロラド州共和党が最高裁判決に怒り、予備選から撤退の表明をしたことです。予備選は州民の投票により決するのですが、コロラド州共和党は州最高裁の理不尽な判決に反発し、そんなことを言うのならそもそも予備選自体を実施しないと表明しました。
この件についてはトランプ支持者である保守派ラマスワミ候補が、自身がコロラド州の予備選を撤退する意思を示し、ニッキー・ヘイリーやデサンティスにも同様のことをするよう訴えていました。
このポストにコロラド州共和党は「その必要はない。コロラド州共和党が予備選自体をやめて、コーカス制度(投票ではなく議論によって候補を決める)に移行すると発表しました。
2つは、コロラド州の州務長官が州最高裁の決定を無視し、州としてトランプ大統領を予備選に戻すという決定を下したことです。
いずれの2点も日本のメディアの報道はほとんどありませんでした。
「コロラド州務長官」でググっても、出てくる結果はすべてメーン州の「トランプ排除」記事ばかり
コロラド州務長官がドナルド・トランプを2024年の予備選に復活
2024年の予備選、メーン州がトランプを排除しようとする動き:メーン州務長官は、ドナルド・トランプが選挙用紙に掲載されていないと判断した。コロラド州がわずか数時間前にトランプを2024年の予備選に復活させた数時間後に。
Now MAINE tries to dump Trump: Secretary of state rules Donald is NOT eligible for election ballot – just hours after Colorado put him BACK in the 2024 primary https://t.co/Mcf8sfqUVA pic.twitter.com/ne8tGMeK1z
— Daily Mail Online (@MailOnline) December 29, 2023
コロラド州のジェナ・グリスウォルド州務長官は19日、最高裁が下級審の判決を支持するか、あるいは上告を取り下げない限り、トランプ氏は1月5日に印刷される投票用紙に当分の間記載されると発表した。
12月19日に下された4対3の判決では、155年前の憲法修正第14条の「反乱を起こした者は公職に就くことができない」という条項に従い、トランプ氏は同州の予備投票には記載しないとされた。
コロラド州務長官、ドナルド・トランプは最高裁が失格と裁定しない限り投票に復帰すると発表
BREAKING: Colorado Secretary of State says Donald Trump is BACK on the ballot unless the Supreme Court rules he should be disqualified.https://t.co/t0LlNv9Im4 pic.twitter.com/7s0E67NNEE
— InteractivePolls (@IAPolls2022) December 28, 2023
コロラド州の州務長官がドナルド・トランプを投票用紙に残すと発表した数時間後、メーン州の州務長官がトランプを投票用紙から外すと発表したのはまったくの偶然だろう。
I’m sure it was just a total coincidence that hours after Colorado’s Secretary of State announced Donald Trump would remain on the ballot, Maine’s Secretary of State announced he would be removed from theirs. pic.twitter.com/HT2gyEy0Pu
— ALX 🇺🇸 (@alx) December 29, 2023