バイデン大統領、欧州指導者をまた混同-再選巡り高齢不安が再燃
2024年2月8日
ドイツのメルケル前首相とコール元首相を言い間違う、4日にも失言
有権者の4分の3がバイデン氏の健康状態を懸念-NBCの世論調査
バイデン米大統領が欧州首脳の名前をまた言い間違えた。ニューヨークで7日行われた資金集めパーティーで演説した際、ドイツのメルケル前首相と2017年に死去したコール元首相を2度も混同した。
バイデン氏は24年大統領選に向けた4日の選挙集会でもフランスのマクロン大統領をミッテラン元大統領(1996年に死去)と言い間違え、ソーシャルメディア上で仏全土から嘲笑を浴びた。また、「ドイツのミッテラン」と発言し、「フランスの」と言い直す場面もあった。
81歳のバイデン氏が再選を目指す上で、年齢を巡る不安が足かせとなっている。今週初めに公表されたNBCニュースの世論調査では、有権者の4分の3がバイデン氏の精神的・肉体的健康状態に懸念を抱いていると回答した。(broomberg)
バイデンは自身の記憶を弁護する演説中にエジプトのアブデルファタハ・シーシ大統領を「メキシコ大統領」と呼ぶ
2024年2月8日
ジョー・バイデンは自身の記憶力と認知能力を擁護する演説をしながら、アブデルファタハ・シーシ大統領を「メキシコの大統領」と呼んだ。
バイデンは、司法省が同氏が故意に犯罪を犯す精神状態にないと判断した機密文書の取り扱いに関する報告書を発表した夜、予定外の発言をしていた。
バイデン氏はプロンプターから準備した演説を読み終えた後、出席していた記者からの質問を受け始めた。
バイデン氏はイスラエルとガザについて質問した。
大統領は、ガザ地区の状況は「行き過ぎている」と述べた上で、「メキシコの大統領」であるエジプトのシシ大統領は、人道支援を受け入れるために国境を開放することを望んでいない、と述べた。
ジョー・バイデン「私の記憶力は問題ない」と言った数分後に、エジプト大統領アブデルファタハ・シーシを “メキシコ大統領 “と呼ぶ。
バイデン「ガザ地区の状況は「行き過ぎている」「ご存知のとおり、メキシコのシーシ大統領は当初、人道物資の侵入を許可するために門を開けることを望まなかった。私は彼と話し、門を開けるよう説得した」
A lost Joe Biden refers to Egyptian President Abdel Fattah El-Sisi as the "president of Mexico" pic.twitter.com/aeedhOK0JF
— RNC Research (@RNCResearch) February 9, 2024