約1兆ドルが消失
・中国株が下落、CSI300指数は調整局面入り-バリュエーション懸念
中国株が下落、CSI300指数は調整局面入り-バリュエーション懸念 https://t.co/Ven0CLWBxS
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) March 8, 2021
・中国本土株の主要指標であるCSI300指数は先月、一時13年ぶりの高値を付けたが、その後わずか14営業日で14%急落 1日当たりの下落率が2%を超える日も目立つ 中国株の時価総額は1兆ドル余り消失し、上昇ピーク時に市場に殺到した個人投資家の保有株に打撃を与えた
・中国本土株の主要指標であるCSI300指数は先月、一時13年ぶりの高値を付けたが、その後わずか14営業日で14%急落
1日当たりの下落率が2%を超える日も目立つ中国株の時価総額は1兆ドル余り消失し、上昇ピーク時に市場に殺到した個人投資家の保有株に打撃を与えた pic.twitter.com/5Auwm9yif2
— 日経平均株価指数のフジトミ (@fujitomi_8740) March 9, 2021
極めて異例、全人代期間中の中国株急落-当局の介入度合い試す展開に
2021年3月10日 2:32 JST
中国株はつい先日まで世界の株式相場をしのぐ上昇率を示していたが、ここへきて一転、世界でも最悪クラスの大幅下落に見舞われている。下げのペースを緩やかにしようとする中国当局の取り組みは十分な効果を発揮しておらず、投資家は相場反転の大きさに戸惑っている。中国本土株の主要指標であるCSI300指数は先月、一時13年ぶりの高値を付けたが、その後わずか14営業日で14%急落した。中国株の時価総額は1兆ドル(約108兆6500億円)余り消失し、上昇ピーク時に市場に殺到した個人投資家の保有株に打撃を与えた。個人投資家の間では、丑(うし)年の今年は縁起が良いとみて株式を買う動きもあった。9日には政府系のファンドが株式相場に介入したとみられ、下げ幅が一時縮小する場面があったが、その後再び売られた。
全人代中の下落は極めて異例
トレーダーが今考えているのは、この下げがどの程度深刻になるか、また投資家のセンチメントを落ち着かせるために中国当局が一段の措置を講じるかどうかだ。2018年には、株式相場が大幅下落した際に買い支える政府系ファンドの幾つかが清算されたと伝えられており、当局の支援は以前ほど顕著ではなくなっている。
しかし中国政府はこれまで、主要なイベントの開催期間中およびその前後には特に、金融市場の安定を確保しようと動いてきた。現在行われている全国人民代表大会(全人代、国会に相当)はそうした機会の一つだ。全人代の期間中に市場でこうした大きな変動が見られるのは、極めて異例だ。前回、この年次の重要イベント開催期間中にCSI300指数が1%を超えて下げたのは2014年。現在のような下落ペースは08年以来となる。(bloomberg)
皮肉にも5日に開幕した全人代では「経済成長率を6%」に設定
・全人代は5日から11日まで開催される
中国の第13期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の第4回会議が5日午前、北京の人民大会堂で開幕した。李克強首相は所信表明にあたる政府活動報告で、2021年の実質経済成長率目標を「6%以上」と設定した。選挙制度の全面的見直しを議論する香港問題では「外部勢力の干渉に断固反対する」と強調した。
中華人民共和国の立法府。国家の最高権力機関および立法機関として位置づけられる一院制議会である。日本では全人代と略表記する場合が多い