フィリピン外相、南シナ海係争海域の中国船団に悪態 「うせやがれ」
5/3(月)
南シナ海（South China Sea）の係争海域に中国の船団が停泊を続けている問題で、フィリピンのテオドロ・ロクシン（Teodoro Locsin）外相は3日、ツイッター（Twitter）への投稿で、「うせやがれ」と悪態をついた。
ロクシン氏は「中国、わが友よ、どうすれば丁寧に言えるだろうか。そうだな…さあ、うせやがれ」とツイートした。
中国を醜い愚かなやつ
3月にフィリピンの排他的経済水域（EEZ）内で数百隻からなる中国船団が目撃されて以降、フィリピンと中国の間では緊張が高まっている。中国は資源豊富な南シナ海のほぼ全域について領有権を主張しており、フィリピン政府が再三要求している船団の引き揚げを拒否。フィリピン側は海域のパトロールを強化している。
ロクシン氏はツイッター上でたびたび強い言葉を使用しているが、今回の暴言も「通常の上品な外交辞令では、何も成すことはできない」と正当化。さらに、中国を「友人になりたいと思っているハンサムなやつの気を、無理に引こうとしている醜い愚かなやつ」に例えた。(afp)
ツイート全文
「中国よ、友よ、なんて丁寧に言えばいいんだ？えーと…。o…さっさと出て行けよ。我々の友情に何をしているんだ？お前だよ。我々ではない。私たちは努力しています。あなた。あなたは、友達になりたいと思っているハンサムな男性に気を遣っている醜い愚か者のようなもので、中国の地方の父親ではない」
ネットの声
【主権に関わる事項故に、腹が据わっている確信ツイート→フィリピン外相、南シナ海係争海域の中国船団に悪態 「うせやがれ」】 https://t.co/d6HXL3UxEN
— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) May 3, 2021
本当に『うせやがれ』と思います
素晴らしい！フィリピン最高
これが中国に対する正しい対応です
フィリピン政府が中国と領有権を争う南シナ海の南沙諸島周辺に3月上旬、中国漁船２００隻以上が集結している
列をなして海上に停泊する何隻もの大型漁船。フィリピン政府が２０日夜に発表した声明によりますと、西部のパラワン島から西におよそ３００キロ離れた南シナ海にあるサンゴ礁周辺の海域で、およそ２２０隻の中国の漁船が集結しているのが今月７日に確認された。
この海域はフィリピンの排他的経済水域で、これらの漁船は晴天にもかかわらず漁業活動をせず、夜は白色灯を点灯させていたということで、領有権を争うフィリピンをけん制する狙いがあったとみられている。
フィリピン政府は、中国軍との関係が疑われる「海上民兵」が漁船を配備したとの見方を示したうえで、南シナ海での中国側の活動の活発化に警戒を強めている。(TBS)
