東浩紀氏・小林よしのり氏・三浦瑠麗氏が“コロナ自粛”緊急鼎談「みんなそんなに自由が嫌いなの?」
東:「フジロックをやってもいいけど、それなら他の人の行動にも寛容になろうよ」ということ。みんなそれぞれ我慢できないものがある。それをお互いに認め合うのがリベラリズムで、個人の自由を尊重する社会の基本だと思うんです。
小林:わしはもう、最初からコロナ騒動はくだらない馬鹿騒ぎだと思っていたけどね。ただ、その中でも日本人の特性について発見があった。
一つは、お上の言うことにまったく従順に従う権威主義。もう一つは、東さんが指摘したのと同じで、同調圧力で徹底的に縛りつけてくる集団主義。みんなそんなに自由が嫌いなの? って呆れたよ。リベラルを標榜する者ほど、検査して全員隔離しろとか言うわけじゃない。
東:立憲民主なんて、感染者数がどんどん下がっているこの時期に、3週間くらい休業要請を拡大して封じ込めろって言い出したので驚きました。
小林:“ゼロコロナ”ね。まだ完全に封じ込められると思っている。
東:人流抑制が本当に感染拡大防止に結びついているのかもわからなくなっていますよね。今、急激に減っているのだって、専門家は理由がわからないと首を傾げている。仮に人流抑制に効果があったとしても、もう我慢の限度を超えてしまったので、みんな言うことを聞かなくなっている。
小林:結局、日本では、法の支配ができてないわけですよ。移動の自由や集会の自由を定めた憲法よりも、同調圧力や村社会のルールのほうが強い。
スウェーデンは、国民の行動を縛る規制や、子供から教育機会を奪う休校は憲法違反だからしないといって、実は集団免疫を目指そうとしてきた。人口当たりの死者数で比較したら、ロックダウンなど厳しい規制をしたイタリアやイギリス、アメリカ、フランスなどより少ないんです。
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小林:オーストラリアなんて年中ロックダウンしていて、公園をマスクなしで歩いていたら、警察に逮捕されるんですよ。そのほうがいいの?
三浦:国がプライバシーに踏み込んでくるのは嫌だって反対した人たちと、今、ロックダウンやれって言っている人たちは重なっているんですよね。
三浦:若者を悪者に仕立てて、強権を発動せよというのは簡単です。だけど、特定の層を叩くために警察力や軍事力を使うというのは、絶対やっちゃいけないことのはず。
オーストラリアはロックダウンに軍まで投入していますが、我々は災害救助に自衛隊を派遣するけど、学生運動の鎮圧は機動隊だったじゃないですか。感染症対策のためなら軍を投入してもいいというのが先進国の常識になったら、中国と何が違うのかと。
小林:天安門事件まであと一歩だ。
東:戦後70年も経つとみんな忘れてしまうんですが、これこそが全体主義なんですよ。全体がよくなるように一人ひとりが自分を律するべし。そして、律することができない人間に対しては全体が介入すべしっていうのが全体主義だから。そもそも感染症や公衆衛生の専門家から出てくる政策には、危険があるんです。
三浦:そうそう。管理のための管理ですからね。ワクチンは自らの身を守る手段としては優れていますが、若者に利他を強要してはいけない。
東:専門家は、社会全体を病院にしたいんじゃないかな。
小林:そうなんだよ。国民を全員、病室に入れて管理して、勝手に出歩くなって言うんだよ。
三浦:健康のためだけに閉じこもって生きよと。
小林:全体主義と言えば、情報統制もすごいんだよ。ユー◯ュー◯でやっている番組で、ワクチンについて少しでもネガティブなことを言うと、一方的に削除されるんだよ。
今月末に大阪市立大名誉教授の井上正康氏との対談本『コロナとワクチンの全貌』が出るんだけど、本の宣伝動画さえ削除される。ネットには言論の自由がなくて、むしろオールドメディアの“紙”にしか自由がない。(NEWポストセブン抜粋)
ネットの声
リベラルがいかに偽のリベラルかが、コロナ禍でわかったね。
立憲民主なんて典型。一部の老人を助けるために健康な人を家に閉じ込めようとする。
専門家なんて感染症のことしか考えないのは当たり前。経済、法律など総合して考えるのが政治家なのに、機能しなかった。
飲食店の自粛だって同じだ。法的な根拠もないのに人は入れるな、営業するなと。ほんと、中国と変わらん!
やっと、人は気づいてきたけど、今までが異常だった。欧米より数十分の一の被害でここまでやるなど異常。
この三人は好きではないが、極めてまとも。リベラルを自称する人間が言わなきゃいけないのに、立民を代表するように、自粛自粛強制強制。どこがリベラルじゃ。
今年の8月にアンケート取ったら確か8割近くがロックダウンに賛成していた。正直呆れた。