ソーラーパネルがクリーンなら、なぜこれほど多くの有害廃棄物が発生するのか？
2018年5月23日
ソーラーパネルの廃棄問題は、”膨大な量の廃棄物であり、リサイクルも容易でないため、20～30年後には爆発的に増え、環境を破壊するだろう”。
“現実には今問題があり、それは10年前にPV産業が拡大したように急速に拡大し、大きくなる一方である。”
“これまでの想定に反して、鉛や発がん性のあるカドミウムなどの汚染物質は、数ヶ月の間に雨水などで太陽電池モジュールの破片からほぼ完全に洗い流れ出る。”
これらの発言は、中国の太陽光発電の高官、米国の太陽光発電産業で40年の経験を持つベテラン、そしてドイツのシュトゥットガルト太陽光発電研究所の研究者が引用しているのである。
「何百万枚ものソーラーパネルが設置され、それがどんどん古くなっているのです」
2016年の国際再生可能エネルギー機関（IRENA）は、同年末に世界で約25万トンのソーラーパネル廃棄物があると推定しています。IRENAは、この量は2050年までに7800万トン(東京ドーム６０個分)に達すると予測しています。
太陽光パネルには、鉛やカドミウムなどの有害化学物質が含まれていることが多く、パネル全体を分解しなければ取り除くことができない。サンノゼ州立大学環境学部のDustin Mulvaney教授は、「ほとんどの太陽光発電モジュールの約90％はガラスでできている」と指摘する。「しかし、このガラスは、不純物のためにフロートガラスとしてリサイクルできないことが多いのです。
電力研究所（EPRI）の研究者は、米国の太陽光発電を所有する電力会社が耐用年数を計画するための調査を行い、太陽光パネルの「モジュールが破損して有害物質が土壌に溶出した場合に備えて、”通常の埋立地での廃棄 “は推奨できない」と結論づけ、「廃棄は大きな問題になり得る」と述べている。”
この懸念には現実の前例があります。2015年の竜巻で、南カリフォルニアの太陽光発電所Desert Sunlightの20万枚の太陽電池モジュールが壊れました。
また、昨年9月にハリケーン・マリアがプエルトリコを襲った際、島の太陽光発電の40パーセントを担う全米第2位の太陽光発電所が、パネルの大半を失った。
今日、リサイクルのコストは回収された材料の経済的価値よりも高く、そのため、ほとんどのソーラーパネルは埋立地になってしまうのです。
中国と日本の専門家も同意見です。”もしリサイクル工場が本に従って全てのステップを実行したら、”その製品は結局新しい原材料より高価になる可能性がある “と中国の専門家はサウスチャイナ・モーニングポストに語っています。
東芝環境ソリューションは昨年、Nikkei Asian Reviewに次のように語った。
スクラップの需要が少なく、アルミフレームやその他の部品を分解するための労働者を雇用するコストが高いため、リサイクル業者が（日本の環境省が）設定した目標の数倍の料金を請求できない限り、採算の合うビジネスを生み出すことは難しい。(forbes)
環境省：約646万トン＝東京ドームに換算すると約５個分
ソーラーパネルは、効率が悪く、有毒重金属で地下水の汚染の可能性
ジャーナリスト、マイケル・シェレンバーガー氏「ソーラーパネルは環境を保護すると思われているが、従来のエネルギー源の300倍以上の土地を必要とし、現在ではロサンゼルス・タイムズが「鉛、セレン、カドミウムなどの有毒重金属で地下水を汚染する可能性がある」ことを発見している」
People think solar panels protect the environment but they require 300+ times as much land as conventional energy sources and now the Los Angeles Times has discovered that they could "contaminate groundwater with toxic heavy metals such as lead, selenium and cadmium." pic.twitter.com/SlfDj54n8T
— Michael Shellenberger (@ShellenbergerMD) July 18, 2022
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