NHK元ディレクターが「ニュースウォッチ9」“捏造報道”を検証 “取材の素人”が企画、番組責任者は「栄転」していた
2023年06月27日
「繋ぐ会」が公表した資料によれば、編集マンのAは40歳。中途採用でNHKに入局し、局歴は決して長くありません。Aについての評価は分かれましたが、私の取材に応えてくれた関係者全員に共通していたのは、「現場での取材経験はほとんどない」、「新型コロナワクチンの健康被害のことを世に出すため、意図的に上層部を欺けるような器ではない」。
Aは、上司だけでなく当日同行する職員カメラマン等のスタッフ、ニュースウオッチ9の責任者にも、「ワクチンの接種後に亡くなった方をロケする」ということを報告。
つまり、番組責任者はロケが始まる前から、取材対象者が「ワクチン被害者遺族の会」だと知っていたのです。
実は、NHK報道局には「新型コロナワクチンのデメリットは伝えない」という基本方針があるのです。
さすがにAも良心の呵責があったのか、放送直前、「繋ぐ会」に電話でお断りをしていますが、Aが試写の段階で「新型コロナワクチンの接種後に亡くなられた方と伝えるべきだ」と強く主張した形跡はなかったようです。
担当者のAだけでなく、直属の上司、カメラマン、CP、2名の編責、いずれも安全弁としての役割を一切果たさず、提案票に忠実に放送を出したのです。
NHKが国会でついた「ウソ」
それは、NHKの山名啓雄 ・専務理事の国会答弁に含まれた嘘です。山名氏は「取材当初は『繋ぐ会』から新型コロナワクチンの接種後に亡くなられた方を紹介されるとは担当者は思っていなかった」という趣旨の回答を行いました。各週刊誌からの質問に対しても、NHKは同じ趣旨の回答をしました。
しかし、これは明らかな嘘です。前述したように、番組責任者はロケが始まる前から「副反応で亡くしたと訴えるが表現は慎重に」と現場に指示を出しているのです。そもそも担当者Aは「繋ぐ会」の公式サイト上のフォームから取材申請を行っています。公式サイトのトップページには「ワクチン接種で亡くされた方々の救済を目的とした会」とあるので、この説明には無理があります。
番組責任者は「栄転」していた
NHKには、今回の不祥事を徹底検証せず、隠蔽しようとしている節があります。
「犯人捜しを行ったことが、物証と共に世に出たらさらに問題だ」ということで、指示は全て口頭だったそうです。
Aの直属の上司とニュースウオッチ9の編責2名は、7月1日付での異動が決まっています。2名の編責のうち実質的に今回のVTR制作を主導した人物は大阪放送局の報道統括へと「出世」。役職もチーフ・リードからシニア・リードへとランクアップします。
ニュースウオッチ9の件は、局内でも一連の対応に疑念と不満がうず巻いています。トカゲのしっぽ切りのような処分だけではなく、責任者であった報道局の幹部たちがどう関与したのか詳細を明らかにし、本来の公共放送のあるべき姿に生まれ変わる姿勢を見せるべきです。(デイリー新潮)
ネットの声
フェイク映像を交えて軍艦島島民の名誉を棄損した「緑なき島」も、こうやってつくられたのでしょう。
NHKの腐敗は酷すぎる。解体するしか道はない。
NHK内には「何でも隠蔽すればいい」という文化がありますだって。
何でこんなインチキ組織の維持に見ても無いのに安くない受信料ふんだくられて存続の手助けさせられてんだ!
スクランブルではない。解体しかない。
真っ先に行われたのは関係者への緘口令と「報道情報端末」と呼ばれる端末の情報をリークした犯人探し」腐りすぎている。
軍艦島の捏造報道の責任はどうするの!!!公営放送として公平でないのに受信料を払えと言われてもな!!!
これ、国会で追及すべき案件だろ。到底許されない!
NHK本当に終わってる。