まさかの公職選挙法違反か…吉村洋文府知事がハイヒール・モモコにわたした、ヤバすぎる「疑惑の甘味」
11/17(金)
大阪で、冬の到来を思わせる冷たい雨が降った11月12日の日曜日。市内の天王寺公園に設けられた特設ステージから、MCが呼びかけた。
来場者の歓声に迎えられて登場したのは、ショートパンツ姿のベテラン芸人ハイヒール・モモコ。先に登壇していた大阪府の吉村洋文知事の姿を見つけると、吉村知事をダシにさっそく会場を沸かせた。
二人のトークはやがて楽屋話に移っていくのだが、ここでモモコが注目すべき発言をしている。
「大阪産やって言うてんのに、(控室で)京都のお土産くれんねん。どんな人、この人」
ツッコまれた吉村知事は苦笑いしてこう語った。「昨日、ちょっと、(京都府の)八幡に行っていたんで、そのお餅をね」
吉村知事はモモコのために京都土産を差し入れし、モモコはそれをおいしく食べたという。「みんな、スタッフで、ぐわー食べました」
これに吉村知事は、「(イベントに出演したモモコの)ギャラがないのに、餅でごまかそうと」と冗談で返していた。
飲食物の差し入れは公職選挙法違反
だが、これらの一連の発言には、公職選挙法が禁じる寄付の「自白」とも受けとれる内容がある。
公選法に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授が次のように指摘する。
「公職にある人物などが、選挙区内の者に対して寄付をすることは、公選法199条の2の規定で禁じられている。ここで言う寄付は、お金だけでなく、飲食物や物品の差し入れも含まれる。違反すると、1年以下の禁錮または30万円以下の罰金に処せられます」
吉村知事が「寄付」した餅とは、具体的にどのようなものだったのか。その答えは、モモコ自身が明らかにしている。それが〈吉村知事からの饅頭〉というタイトルで11月13日に公開したブログの記述である。
ブログでは、〈吉村知事におすすめの饅頭を貰いました! 〉〈むちゃ美味しかった〉
選挙応援で八幡市を訪れた吉村知事は、その道中、翌日に会うモモコのために土産を用意した――ブログの情報から読みとれる内容は、イベントで二人がしていた発言と一致するのだ。
さらに、ブログでの記述と、同店のホームページを照らし合わせると、吉村知事がモモコに差し入れたのは、1箱15個入りで2100円の商品だったことも推測できる。
モモコ周辺への取材結果も加味すると、モモコが大阪府民であることは、ほぼ間違いなさそうである。
モモコが所属する吉本興業ホールディングスに書面で質問状を出したが、期限までに回答はなかった。一方、11月14~15日にかけて、吉村知事の携帯電話を複数回鳴らしたが、応答はなかった。
公選法の観点から、前出の上脇氏は次のように指摘する。
「吉村氏の支援者が購入した甘味であっても、モモコさんに渡す段階で、甘味の所有権は吉村氏に移っていたことから、公選法が禁じる寄付に該当する可能性に変わりはありません。甘味は、お茶うけとして提供したものであり、一般の社交の範囲内だという主張ですが、お茶うけが15個入りの1箱というのは社交の範囲を超える。そもそも公選法は、社交の範囲内であっても寄付を禁じていると解釈できます」
ネットの声
維新は公職選挙法違反等平気?疑惑のデパート維新。
選挙区内の者に対して寄付をすることは、公選法199条の2の規定で禁じられている。寄付は、お金だけでなく、飲食物や物品の差し入れも含まれる!
これは完全にアウトやな。府知事辞職で選挙か。
維新は万博で金使いすぎて、2100円とかの小銭に目がいかなくなったのでは。
選挙期間中だったのね。ふーーん。さすが維新。
知事の職務を放ってタレント活動しまくってきた挙げ句、公選法違反?
何やっても選挙で勝ちたい、それだけの維新。何が身を切る改革だ。何千万も万博でくだらない金使って。
都合が悪くなるとダンマリがこの人のやり方。
なんで大阪府が公職選挙法の見解を述べんの?おかしいだろ。
吉本興業との関係にせよ、関係者との有形無形の利益供与にせよ、あまりにズブズブ過ぎて、感覚がおかしくなってるんだろうな。
吉村さんは万博が全国から注目されていることすら分からないんだね。