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門倉有希さん死去 乳がん 50歳「ノラ」などのヒット曲

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歌手 門倉有希さん死去 50歳「ノラ」などのヒット曲

2024年6月7日  『ノラ』などのヒット曲で知られる歌手の門倉有希さんが6日、乳がんのため東京都内の病院で亡くなりました。50歳でした。

門倉有希さんは福島県須賀川市の出身で、17歳のときにレコード会社のオーディションを受けたことをきっかけに音楽の道に入り、1994年にデビューしました。

ハスキーで伸びやかな歌声が人気を集め、1996年には『女の漁歌』でNHK新人歌謡コンテストでグランプリを獲得し、その年のNHK紅白歌合戦に初出場を果たしました。

また、1998年のシングル『ノラ』は、およそ80万枚を売り上げるヒットとなり、カラオケを中心に人気を集めました。

門倉さんの所属事務所や公式サイトなどによりますと門倉さんは、2019年に乳がんが発覚し、闘病生活を続けながら精力的に活動していましたが、2022年12月からは体調が悪化し、6日、東京都内の病院で亡くなったということです。50歳でした(NHK

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「鴎…カモメ」「どん底」「ノラ」…初期の歌に門倉有希さんの生きざま凝縮

6/7(金) 独特のハスキーボイスとうなり節が印象的だった。いまから思えばだが、初期の歌に門倉有希さんの生きざまが凝縮されていた。

94年に「鴎…カモメ」でデビューした。20歳だった。港を舞台に、「自分がカモメなら恋などしない」と揺れる女心を迫力満点に歌った。当時、同じレコード会社だった都はるみ2世と言われた。

ところが数々の新人賞候補になりながら、同年秋に失踪騒動を起こした。当時、事務所は「過労」と説明したが、男性との問題だった。男は束縛を強め、命の危機を感じたこともあったという。カモメにはなれなかった。「私って、相手の言うことに左右されやすいんです。まるで『恋の奴隷』っていう歌そのまま」と、インタビューに答えた。

そして代表曲「ノラ」。失踪事件で拒食症になるなど、苦しい日々は続いた。心の支えとなったのが、かつて野良猫だった愛猫のリボンだった。「歌いたい」と思った。自分の過去を重ねた。今もカラオケで歌われる名曲となった。(日刊スポーツ

 

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