カナダ首相に打撃、牙城トロント選挙区でまさかの敗北-退陣圧力も
2024年6月26日
カナダ最大都市トロント中心部の選挙区で24日実施された補欠選挙で、野党・保守党が勝利した。このセント・ポール選挙区は1993年以来、与党・自由党が毎回議席を維持してきたいわば牙城で、来年実施が予定されている総選挙を控え、トルドー首相には大きな打撃となる。
選挙管理当局の暫定データによると、保守党のドン・スチュワート候補が42%を獲得。得票率40%強だった自由党のレスリー・チャーチ候補を破った。開票作業が始まって以降、チャーチ氏がほぼ一貫してリードしていたが、未明になってスチュワート氏が逆転した。
これにより連邦議会の勢力図が変わるわけではないが、今回の選挙はトルドー首相にとって事実上の信任投票と位置づけられていた。最近の世論調査では、トルドー氏の支持率が低迷する一方、ポワリエーブル党首が率いる保守党の人気が急上昇しており、選挙結果は自由党にとって伝統的な聖域すら議席確保が危ういことを印象づけた。
今回の敗北により、トルドー首相に対しては総選挙を前に退陣するよう圧力が強まりそうだ。自由党はトロントで常に大勝しており、2015年以来、自由党が政権を維持する上で寄与してきた。しかし、直近の世論調査で保守党は2桁のリードを保っており、総選挙でも支持率を維持できれば、過半数議席を獲得して政権を奪還する勢いだ。(bloomberg)
ジャスティン・トルドー、「要塞トロント」が31年ぶりに保守党議員に投票したことで衝撃的な敗北を喫した
2024年6月25日
世界中で、2024年の選挙に向けて保守派の波が押し寄せており、カナダが次の例となる準備が整っているようだ。
苦境に立たされているジャスティン・トルドー首相は、「要塞トロント」の異名を持つリベラル派の牙城で衝撃的な敗北を喫した。この結果は、次回の総選挙で彼の自由党にとって厳しい時代が待ち受けていることを示唆している。
テレグラフは次のように報じた。「補欠選挙の支持を固めるため、自由党が1993年以来保持してきた裕福な選挙区であるセントポール大聖堂を自ら訪れたカナダ首相にとって、これは恥ずかしい敗北だ。」
トルドー氏の人気は、生活費の高騰、手頃な価格の住宅の不足、生活水準の着実な低下、そしてもちろん、ガソリン価格を押し上げる壊滅的な炭素税をもたらした失敗したグローバリスト政策のせいで急落した。
「世論調査によると、カナダ国民の大半はトルドー首相が退陣すべきだと考えている。ポワリエーブル氏は、カナダの物価高騰はトルドー首相の個人的な責任だと主張しており、同氏はこれを『ジャスティンインフレーション』と呼んでいる。」
「338Canadaの予測によると、6月23日に選挙が行われた場合、保守党は209議席を獲得することになる。これは過半数に必要な172議席を大きく上回るが、自由党は70議席に落ち込むことになる。(thegatewaypundit)
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