欧州「有志連合」の正体がバレるー欧州諸国はウクライナ戦争でウ国とロシア双方に資金援助していることが判明
欧州首脳、ロンドンで緊急会合—ウクライナ支援の「有志連合」結成を模索
Bloombergによると、欧州首脳は3月2日、ロンドンで会合を開き、ウクライナ支援のための「有志連合」結成を試みた。英国のスターマー首相は「今は歴史の分かれ道だ」と述べ、行動を求めた。
スターマー氏によれば、有志連合は英国、フランス、その他1~2カ国で構成され、ウクライナと共に「戦闘停止の計画」を策定する。この動きは、米ウクライナ首脳会談が激しい口論の末に決裂し、資源取引の署名が棚上げされたことを受けたものである。

米国の支援停止の可能性が高まる中、スターマー氏はマクロン仏大統領らと電話会談を重ね、ゼレンスキー氏とも協議を行った。また、イタリアのメローニ首相は、西側の分裂を防ぐ必要性を強調した。
一方、ギャバード米国家情報長官は、ゼレンスキー氏が関係修復を望むならトランプ大統領に謝罪すべきだと指摘。トランプ氏が交渉に関与するには、ゼレンスキー氏の誠意が必要だと述べた。
欧州が最も懸念するのは、トランプ大統領がプーチン大統領と直接的かつ急速に外交を進めることである。トランプ氏は、ウクライナ支援の主導権を欧州に移し、防衛費の増額を求めている。
CNNのジェイク・タッパーは、ヨーロッパ諸国がウクライナ戦争の双方に資金援助していることを認めた。
2025、3月4日、CNN ジェイク・タッパー:「ヨーロッパ諸国は、ウクライナへの支援額よりも多くのロシア産石油やガスを購入している。つまり、ある意味でヨーロッパはこの戦争の両側を資金援助しているのだ。」
CNN’s Jake Tapper admits that Europeans are funding both sides of the war in Ukraine.
“Europeans were actually buying more Russian oil and gas than they were helping Ukraine… So in some ways, the Europeans are funding both sides of the war.”
Wow, if only someone had called… pic.twitter.com/IBBMgeGS6z
— Collin Rugg (@CollinRugg) March 4, 2025
2018年 トランプ大統領:「ドイツは、今すぐ方向転換しなければ、ロシアのエネルギーに完全に依存することになる。我々は、西半球において拡張主義的な外国勢力の侵略から独立を維持することを約束している。」
「ドイツがロシアと大規模な石油・ガス取引を行っているのは非常に残念なことだ。ロシアから自国を守るべき立場にありながら、ドイツは年間数十億ドルをロシアに支払っている。我々はドイツを守っている。フランスを守っている。ヨーロッパの国々を守っている。
それなのに、多くの国がロシアとパイプライン契約を結び、数十億ドルをロシアの資金源にしている。
つまり、「ロシアから守ってやる」と言いながら、彼らはロシアに金を流しているのだ。私はこれは非常に不適切だと思う。

さらに、ドイツの前首相がロシアのガス供給パイプライン企業のトップに就任している。このままではドイツのエネルギー供給の約70%がロシアに支配されることになる。それが適切なことなのか、君たちが判断してくれ。私はそうは思わないし、こんなことは決して許されるべきではなかった。
しかし、ドイツは完全にロシアに支配されてしまった。エネルギーの60~70%をロシアから得ることになり、新しいパイプラインも建設された。こんな状況で、NATOはどうすべきか?ドイツはロシアの「捕虜」になっている。
石炭火力発電所を廃止し、原子力発電も廃止した結果、ロシアの石油・ガスに依存しすぎているのだ。これはNATOが直視しなければならない問題であり、極めて不適切な状況だ。君も私も、この状況が不適切だという点では同意するだろう。

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