CNN、発狂ートランプ関税の最中の世論調査がとんでもないことに
4月13日
CNNの衝撃的な世論調査が明らかにしたのは、「あなたのような人々のことをより気にかけているのはどの政党か?」という質問において、共和党が過去最高の支持を得ている。
これは、民主党がずっと主張してきた「共和党は金持ちや大企業の味方だけ」というメッセージが国民から完全に拒絶されたことを意味している。
特に関税戦争のさなかでこの結果が出たのは驚きだ。共和党が「庶民の味方」という評価で過去最高のポジションにいる。
これまで常に民主党が二桁差でリードしてきた分野だった。それが今、まさかの「同点」。その理由は明白だ。共和党が労働者階級、つまり一般庶民の支持を大きく伸ばしたからである。(@ForecasterEnten)
A shocker for me given the tariff war: The GOP seems to be in their best position ever for the party who cares more for the needs of people like yourself.
A tie on a metric that Dems have historically led by double digits.
The reason? Huge GOP gains among the working class. pic.twitter.com/BItuHBd2rM
— (((Harry Enten))) (@ForecasterEnten) April 11, 2025
これは、今年というより、もしかしたらこれまでのどの年よりも衝撃的な世論調査のデータの一つだと、心から思っています。本当にです。
なぜかと言えば、この質問です。「あなたのような人々のニーズにどちらの党がより寄り添っていると思うか?」という調査で、民主党と共和党が同点だったのです。
すでに関税戦争(トランプ大統領による対中関税強化)が始まっているこの状況で、民主党と共和党の支持が真っ二つに割れている。これは本当に衝撃です。
なぜか? 過去のデータを見れば明らかです。
2017年(中間選挙前)では民主党が13ポイントリード。
2005年は民主党が23ポイントリード。
1994年(共和党が大勝した年)ですら、民主党が19ポイントリードしていました。それが今や「同点」です。
民主党は「庶民のための政党」と言われてきたのに、もうそうではない。伝統的に圧倒的に民主党が優位だったこの質問で、今や共和党と互角。これは本当に予想外でした。特に関税戦争が始まった後なのに、です。
では共和党はどこで最も支持を伸ばしているのか?
それは「大学を出ていない有権者(労働者層)」の間です。大学卒の人々では2017年も今も民主党が+18ポイントのリードですが、大学非卒層では2017年に民主党が+7ポイントリードしていたのが、今は共和党が+9ポイントリードに転じています。
つまり共和党はこの10年、特にトランプ政権以降、労働者階級・大学非卒層で大きな支持を獲得してきたのです。一方で民主党の支持基盤は大学卒の層に偏ってきています。
それが今のアメリカ政治の現実です。では中間選挙の行方はどうなるのか?
普通は政権与党(今回は共和党)が中間選挙で打撃を受けるのが通例ですし、今回の関税戦争で共和党が批判されるかと思いきや、状況は違います。
2017年4月の時点では民主党が7ポイントリードしていましたが、2024年11月にはその差が縮まり、結果的に共和党が議会を制しました。
そして今(2025年)の最新データでは、民主党が1ポイントリードしているだけ。つまりこれは2017年の時のような大きな民主党優勢の流れとは違い、むしろ2024年の時のような接戦状態です。
民主党が「これで下院は取り戻せる」と楽観視するのは危険です。トランプの関税戦争がいくら話題になっていても、共和党はまだまだ本気で議会の主導権を握るチャンスがある。これは非常に興味深いデータです。