トランプ大統領の支持率が55%に上昇 Insider Advantage調査で+11ポイントの急伸
5月20日
米世論調査会社Insider Advantageが5月19日に実施した最新の調査によると、ドナルド・トランプ大統領の職務遂行支持率(Job Approval)が55%に達し、前回調査から11ポイントの上昇を記録した。不支持率は44%で、純支持率(支持-不支持)は+11ポイントとなる。
調査は信頼度の高い「#A」評価を受けており、対象は「可能性の高い有権者(Likely Voters)」1,000人。トランプ氏が2025年1月20日に第47代大統領として再任されてから約4か月後の時点での結果となる。
今回の支持率上昇の背景には、トランプ大統領の積極的な政策遂行と直近の発言が影響しているとみられる。トランプ氏は最近の演説で、「オリンピックとワールドカップの招致に成功したのに、大統領として評価されなかった」「不正選挙がなければ引退していた」と述べた上で、「もう一度やり返す」と強い意志を表明していた。
また、対中・対EU貿易政策の再強化や、国内エネルギー自給率の向上、移民管理の強化などを掲げており、保守層を中心に支持を固めつつある。
• SNSでは「やっと本物の世論調査が出てきた」(@TheRedPost)、「ポピュリズムと国民のための政治が再評価されている」(@JeremiahWatson)といった声が寄せられた。
この高支持率は、2026年の中間選挙を控えた共和党にとって大きな追い風となる可能性がある。米政治学者の間では「再選後数か月で支持率が下落するのが一般的」とされる中、トランプ大統領の支持率が就任4か月後も上昇傾向にあることは異例である。
一方で、同時期に報じられたバイデン前大統領の進行性がんの診断や、ホワイトハウスの文書署名に関する「オートペン問題」など、政局の不透明感も支持率に影響している可能性がある。
Insider Advantageは2024年大統領選でも高精度の予測を出してしてており、今回の結果も一定の信頼性を持つと見られている。