民主党州で大異変!NY州知事戦でトランプ大統領側近のステファニク氏が現職の民主党知事ホークルに1ポイント差に肉薄
ニューヨーク州知事選、ホークル現職知事とステファニク下院議員が接戦―共和党が民主党の牙城に迫る異例の展開
NEW YORK POLL – Governor
🔵 Hochul (inc): 43%
🔴 Stefanik: 42%
⚪ Undecided 15%
——
GOP Primary
Stefanik: 56%
Lawler: 9%
Blakeman: 8%
——@coefficientpoll (B+) | LV | May 1-2https://t.co/RcNJUVqnWW pic.twitter.com/FNfthiMvPh— InteractivePolls (@IAPolls2022) May 22, 2025
NYPによると、ワシントン・ポスト紙が入手した新たな世論調査によれば、ニューヨーク州の共和党下院議員エリース・ステファニック氏は、知事選で民主党現職のキャシー・ホークル氏と接戦を繰り広げている。
調査会社co/efficientによる独立調査によると、来年11月に再選を控える現職知事は、現職のホークル氏が43%(前回調査比+1%)、ステファニク氏が42%と、わずか1ポイント差にまで肉薄していることが明らかになった。世論調査の誤差範囲(±3~4%)を考慮すれば、実質的に「横一線」ともいえる状況である。

ニューヨーク州は従来から民主党の強固な地盤とされてきた。現職のホークル知事も2022年の州知事選で勝利しているが、当時の得票率は53.2%にとどまり、対立候補との差は7ポイント未満と決して盤石ではなかった。その後のホークル政権は、政策への不満や民主党全体の支持率低下など逆風にさらされており、今回の接戦を生む要因となっていると考えられる。
一方で、共和党のステファニク氏はニューヨーク州第21区選出の現職下院議員で、トランプ大統領の盟友としても知られ、共和党下院指導部の中核を担う存在である。知名度と組織力を背景に、民主党優勢の州であっても強力な対抗馬として台頭している。
本調査はまだ出馬が正式表明された段階ではないが、ステファニク氏の動向次第では、2026年の知事選が全米的な注目選挙となる可能性が高い。民主党の牙城とされたニューヨーク州において、共和党が勝利を視野に入れうる接戦を演じているという現実は、州内外の政局に大きな影響を与えると見られる。
選挙まで1年以上を残しているが、今後の政治情勢、候補者の政策発表、支持基盤の動員次第で情勢はさらに流動化する可能性がある。民主党が守り切るか、共和党が牙城を崩すか、ニューヨークの政治史に新たな1ページが刻まれるかもしれない。

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