トランプ大統領、イスラエルによる「イラン最高指導者暗殺計画」を阻止 米高官が明言
6月16日
AP、Thetimesによると、米政府高官がAP通信に語ったところによれば、ドナルド・トランプ大統領は最近、イスラエルが検討していた「イランの最高指導者アリー・ハメネイ師の暗殺計画」を却下したという。報道によれば、この計画はイスラエルの軍事作戦「Rising Lion（ライジング・ライオン）」の一環として準備されていたものであり、イランの報復能力を封じることを目的としていた。
トランプ大統領はこの提案を受け、「現時点でイランがアメリカ人を殺害していない以上、国家指導者を標的にするのは過剰な対応であり、地域の不安定化を招く」として拒否したとされる。また、イランとイスラエルの間に外交的打開の余地が残っているとの認識を示し、軍事的エスカレーションの回避を最優先したという。
これに対し、イスラエル政府関係者はこの報道内容を否定しており、イスラエル国家安全保障会議の報道官は「虚偽の情報に基づくものであり、事実ではない」と反論している。しかし、米国側の情報提供者は「イスラエルは米国の黙認を前提にこの作戦を準備していた」と証言しており、実際にホワイトハウス内部で協議が行われていた形跡も複数報道から確認されている。
なお、トランプ大統領は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」において、「イスラエルとイランの間に近く平和が訪れる。多くの電話と会合が行われており、私は評価されずともやるべきことをやっている。中東を再び偉大にする」と発信しており、軍事衝突ではなく外交的解決を志向している姿勢を明確にしている。
本件は、米イスラエル間の安全保障協力において極めて機微な決定とされ、今後の中東外交の行方に重大な影響を及ぼす可能性がある。特に、G7首脳会議を控える中で、トランプ大統領が各国首脳にどのような構想を示すのか、国際社会の注目が集まっている。
アメリカ政府高官がFOXに語ったところによれば、トランプ大統領はイスラエルによるイランの最高指導者暗殺計画を阻止したという。
🚨BREAKING: A U.S. official informs Fox that President Trump blocked an Israeli plan to assassinate Iran’s Supreme Leader.
pic.twitter.com/3nZGCrIjg7— Benny Johnson (@bennyjohnson) June 15, 2025
ドゥーシー記者「あなたがベンヤミン・ネタニヤフ首相に投げかけた質問に、彼ははぐらかしましたが、今それに答えることができます。
数分前、あなたのインタビューが終わった直後に、アメリカ高官が私たちに語ったところによれば――トランプ大統領は過去数日間のうちに、イスラエルが進めていた「イランの最高指導者の暗殺計画」を阻止したということです。つまりこの件に一区切りつけるとすれば、トランプ大統領はその計画を止めた、ということになります。
そして今、トランプ大統領はここカナダに向かっているところであり、イスラエルとイランの対立について、G7首脳たちとの会談でどのように位置づけるか、その方向性を打ち出しつつあります。
彼のトゥルース・ソーシャルでの発言の一部では、こう述べられています「近いうちにイスラエルとイランの間に平和が訪れるだろう。今、多くの電話や会談が行われている。私は多くのことをやっているが、何ひとつ評価されない。でもそれでいい。国民はわかってくれている。中東を再び偉大にしよう！」
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