トランプ大統領、カナダへの圧力で関税延期と国境強化を実現
2025年2月4日
トランプ大統領は3日、カナダのジャスティン・トルドー首相と電話協議を行い、カナダ側が13億ドル規模の国境警備強化計画を発表したことを受け、予定していた25%の関税発動を30日間延期することに合意した。トランプ大統領は「アメリカの安全を守ることが私の責務だ。カナダとの合意により、フェンタニルの流入を防ぐ措置が強化される」と述べ、成果を強調した。
トルドー首相はXで声明を発表し、以下の具体策を明らかにした。
– 1万人の追加部隊を国境に派遣
– 新型ヘリコプター、最新技術、人員を動員し国境を強化
– フェンタニル流入防止のための資源増強
– フェンタニルの担当長官を新設し、米国との合同部隊設立し、組織犯罪やマネーロンダリングに対応
– カルテルをテロリストとして指定
– 新たな情報指令に署名し、2億ドルを投じて支援
I just had a good call with President Trump. Canada is implementing our $1.3 billion border plan — reinforcing the border with new choppers, technology and personnel, enhanced coordination with our American partners, and increased resources to stop the flow of fentanyl. Nearly…
— Justin Trudeau (@JustinTrudeau) February 3, 2025
トランプ大統領、「カナダはついに屈服した」
トランプ大統領はTruth Socialで、「カナダはようやく北部国境の安全確保に本腰を入れることに同意した。フェンタニルの流入は何十万人ものアメリカ人を殺し、国内のコミュニティを破壊してきた。この合意は、我々がカナダに対して適切な圧力をかけた結果であり、最初の成果に非常に満足している」と述べた。
トランプ政権は、カナダの不法移民対策と麻薬取引防止が不十分であると批判し、25%の関税措置を発表していた。しかし、今回の交渉を受けて、関税発動は30日間の延期となった。トランプ大統領は「この期間中にカナダが約束を履行しなければ、関税は即座に発動される」と警告している。
この決定により、カナダは米国からの強い圧力の下で国境管理を大幅に強化することを余儀なくされ、トランプ大統領が外交交渉でまた一つの勝利を収めた形となった。今後、カナダの対応次第で最終的な経済協定が締結される可能性もあるが、トランプ政権が強硬姿勢を崩さない限り、カナダの選択肢は限られることになる。
勝利に次ぐ勝利!トランプ大統領、トルドーとの合意を確認し、関税を一時停止
カナダは13億ドルの国境計画を実施し、トルドー首相によれば、「新しいヘリコプター、テクノロジー、人員で国境を強化し、米国のパートナーとの連携を強化し、フェンタニルの流入を阻止するためのリソースを増強する。
約1万人の最前線の人員が国境の警備に取り組んでおり、今後もそうする予定だ。さらに、カナダはフェンタニル担当長官を任命し、カルテルをテロリストとして指定し、国境を24時間体制で監視し、組織犯罪、フェンタニル、マネーロンダリングと戦うためにカナダと米国の合同攻撃部隊を立ち上げるという新たな約束をしている。
WIN AFTER WIN! Trump confirms deal with Trudeau, pauses tariffs. pic.twitter.com/3nSt2glqit
— Breaking911 (@Breaking911) February 3, 2025