フランシスコ教皇(88)死去 呼吸器の感染症や肺炎の治療のため2月中旬から入院
4月21日
Theguardian、AP、Cadenaserなど複数のメディアによると、2025年4月21日、ローマ教皇フランシスコ(本名:ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ)が、バチカン市国内のサンタ・マルタ宿舎にて死去した。享年88歳であった。死因は、2月から続いていた呼吸器感染症の悪化に伴う両側性肺炎とされている。
教皇の訃報は、バチカンのカメルレンゴ(枢機卿)ケビン・ファレルによって正式に発表された。これにより、カトリック教会では「教皇空位(セデ・バカンテ)」の期間に入り、次期教皇を選出するコンクラーベ(教皇選挙会)が招集される運びとなった。

フランシスコ教皇は2013年に第266代教皇に選出され、南米出身としては初、イエズス会出身者としても初の教皇であった。在任中は、貧困層支援、環境問題への対応、同性愛カップルへの寛容な姿勢など、改革的かつ進歩的な方針を示した一方で、保守派との対立も絶えなかった。
教皇の死去に際しては、フランスのマクロン大統領、イタリアのメローニ首相、イスラエルのヘルツォグ大統領ら各国首脳から追悼の意が表明され、彼の謙虚さ、平和と正義への尽力を称える声が世界中から寄せられている。
教皇の葬儀は数日中にバチカンにて執り行われる予定であり、彼の遺志によりサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂への埋葬も検討されている。コンクラーベは5月上旬にシスティーナ礼拝堂で開催される見通しである。

前日にはバンス副大統領と面会
本日、フランシスコ教皇様にお会いしました。お招きいただき感謝するとともに、教皇のご健康をお祈り申し上げます。イースター、おめでとう!
Today I met with the Holy Father Pope Francis. I am grateful for his invitation to meet, and I pray for his good health.
Happy Easter! pic.twitter.com/SIhU9gYQl2
— Vice President JD Vance (@VP) April 20, 2025
WH、フランシスコ教皇、安らかにお眠りください。
Rest in Peace, Pope Francis. ✝️ pic.twitter.com/8CGwKaNnTh
— The White House (@WhiteHouse) April 21, 2025

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