高市首相が「進撃の巨人」名言で投資呼びかけ 株価は底堅く推移 一方「インベスト・イン・キシダ」は1000円急落の苦い記憶
Takaichi PM Invokes “Attack on Titan” to Call for Investment — Markets Hold Firm, While Kishida’s “Invest in Kishida” Once Triggered a 1,000-Yen Plunge
高市早苗首相はサウジアラビアで開かれた国際会議FIIで挨拶し、日本への投資を強く呼びかけた。高市首相は人気アニメ「進撃の巨人」の名セリフを引用し「Just shut your mouths! And invest everything in me(いいから黙って全部私に投資して)」と語り、続けて「Japan is back. Invest in Japan(日本は戻ってきた。日本に投資してください)」と訴えた。
高市首相は演説で「高市内閣の成長の肝は危機管理投資だ」と述べ、経済安全保障、食料・エネルギー・医療の各分野や国土強靱化に向け、官民が先手を打つ戦略的投資を進めると強調した。

さらに、中国に依存するレアアースについても「代替供給ルートの確立などサプライチェーン強靱化を一層進める」と表明し、脱中国リスクの姿勢を明確に示した。首相発言後、株売り崩しの動きは出ず、全体としては底堅く推移した。(引用:FNN)
他方で、岸田文雄首相が2022年にロンドンで投資家に向けた講演の冒頭、「私からのメッセージは一つです。日本経済はこれからも力強く成長を続ける。安心して日本に投資をしてほしい」と呼びかけた。
そのうえで「Invest in Kishida(岸田に投資を)」と語った。(引用:朝日新聞)呼びかけ後には、日経平均株価が一時1000円以上急落した苦い前例がある。(X)

同じ「投資を呼びかける首相スピーチ」でも、市場は高市首相には冷静に、高市政権の危機管理投資路線を評価する一方、岸田政権時代には「岸田ショック」が象徴するように不信感が先行した格好であり、市場の受け止めの差が改めて浮き彫りになったと言える。
なお、Invest in Kishidaのあとに「です」とつけたことから、この株価の暴落は「岸田デスノート」と呼ばれている。
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