自宅で死亡した新型コロナ感染者 半年間で84人
2021年8月3日 18時36分
新型コロナウイルスへの感染が国に報告された人のうち、自宅で亡くなった人は、ことし1月から6月までの半年間で84人いました。専門家は、自宅で療養中に容体が悪化した場合に対応できる体制を整えることが欠かせないと指摘しています。
厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染者の情報を全国の自治体や医療機関から集約するシステムを使って、亡くなった場所が「自宅」と登録されているケースを集計しています。
それによりますと、ことし1月から6月末までの半年間で感染が報告された人のうち、自宅で亡くなった人は全国で84人でした。(NHK)
年間の自宅での死亡者は18.8万人(厚労省)
*近年、病院での死亡割合が減少に転じ、自宅を含めた病院以外での死亡割合が増加傾向。
自宅での死亡者数は、13.4万人(2000年)から18.8万人(2019年)へと約5万人増加
(国土交通省資料)
自宅での死亡者は2000年以降増加、不慮の事故で6,600人
*自宅における死亡者数について死因別にみると、老衰が1割弱、自殺が約5%、事故死(不慮の事
故)が約4%、他殺は1%未満となっている。
https://www.mlit.go.jp/tochi_fudousan_kensetsugyo/const/content/001405347.pdf
NHKは不慮の事故6,600人は無視?
入浴中の急激な血圧変動で年間1万7,000人が入浴中急死!
入浴中の死亡者数東京都健康長寿医療センター研究所(東京都老人総合研究所)の報告によると、急激なヒートショックに関連して入浴中に急死したと推定される死亡死者数はなんと交通事故死者数(4117人 平成27年調べ)を大きく上回り年間17000人に及びます。((社団法人)日本石油ガス機器工業会)
(1,7万人のうち、救急車で運ばれた人は自宅とカウントされないと思われる)
入浴時に多発するヒートショック
急激な血圧低下またヒートショックは体全体が露出する入浴時に多く発生します。
冬は、住宅内で暖房をしていない脱衣室や浴室では、室温が10度以下になることが珍しくないため脱衣室で衣服を脱ぐと、急激に体表面全体の温度が下がり、寒冷刺激によって血圧が急激に上がります。
この血圧の急上昇が、心筋梗塞、脳卒中を起こす原因のひとつとされています。さらに、一度急上昇した血圧は、浴槽の温かい湯につかることによる血管の拡張で、反対に急激に低下します。この急激な血圧低下が失神を起こす原因となります。