高梨沙羅がW杯出場意思 原田総監督「元気になった」失格問題は選手団として抗議せず
2/13(日) 16:35配信
一方で今大会では不可解な判定やジャッジに巻き込まれるケースも。スキージャンプ混合団体では、女子のエース高梨沙羅の1本目がスーツ規定違反とされて失格に。他国を含め女子選手5人が失格となる波乱の展開となった。
高梨はメダルを逃した責任を感じて、インスタグラムで謝罪する事態となり、進退を検討する可能性まで示唆している。ジャンプ後の検査については、通常と違ったとする高梨を含めた選手側の証言もあり、各国から疑問の声が挙がっている。
伊東秀仁団長は「抗議するかどうかということについては、現時点では選手、スタッフのケアを最優先し、今大会に注力することが重要という認識で、スキー連盟とも一致している。
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スキー連盟関係者とも十分に協議を行いながら、選手スタッフに必要な支援があれば検討したいが、今すぐこのルールに対して我々が抗議することはない。スキー連盟を通して、色々話し合いながら、国際連盟に抗議することはないが改善を求めていく可能性はある」と、日本選手団としては抗議しない意向を示した。
自身もジャンプ選手だった原田雅彦総監督は「高梨選手は責任感が強い選手。彼女の気持ちを考えると、私も言葉がない。彼女の置かれている状況を考えるとスキー連盟と連係しながら、心のケアに全力でサポートしたい」と、メンタルケアを最優先に行っていく方針を示した。
原田総監督によると、高梨は次のW杯(2月25日開幕、ヒンツェンバッハ)に向けて欧州へと渡っており、「たくさんの人に励まされ、チームの皆、国民の皆さまに励まされて、元気になった。W杯に出場し、元気な姿をみせたいと思っていると思う」と、話した。
高梨選手のインスタ
同じく失格になったドイツ、カタリナ・アルトハウスさんのインスタより
今日のジャッジには言葉もない。
私たちのスポーツは、このことでダメージを受けた…。
アスリートとその夢が台無しに…。
申し訳ないが、私は11年間、一度も失格になったことがない!!!!
私たち女性にとって最も重要な大会の一つであり、スポーツ全体にとっても初めてのことだったのに、こんなことになるなんて!!!!
とても残念で腹立たしいです。
この場にいるために本当にすべてを出し切り、最高のジャンプを見せることができた……。
打ちのめされて、理解できない…。
ネットの声
測り方が通常の国際大会とは違ったと言う事。これを許したらまた違う大会で違う測り方をされて失格になる。
事なかれ主義の典型。言わなければ、何をされてもいいと言うことになる。おかしいことはおかしいと言わなければならない。それが国際社会。
ドイツの監督みならえ「クレージーだ」
今回の検査ルールに対する疑惑解明についてはきちんと説明、改善要求をすべきだと
代表監督なら、スタッフがどうだとかではなく、強く抗議すべきだと思う。
検査方法は抜き打ちではなく全員検査しない理由がわからない。本当に公平にするならプレー前に全員だろ。ドーピングでもあるまいし。
意味不明。これだけ理不尽なことをされても唯々諾々と従う日本。もうことなかれはやめるべき!
選手のケアを考えるなら、高梨選手が「いつもとはやり方が違う。もう一度確認して欲しいと言ったのに断られた」という発言に対して、組織として対応する必要がある。
甘い。仕組みを勝手に変更されて、しかも、改善すべき戸思う点があるなら今回の事をあからさまにしないと。
日本人の美徳とされているようだが、国際的にはきちんと抗議すべきことは抗議するべきだと思う。
今回の件は、検査の仕方や手順などが突然変わったわけだから、選手側の立場としてはその点をしっかり抗議しても何らおかしくない。