ウクライナ「キーウ州全域を奪還」
2022/4/3
ウクライナ国防省は2日夜(日本時間3日未明)、首都キーウ(キエフ)郊外のイルピン、ブチャ、ホストメリをロシア軍から解放し、キーウ州全域を奪還したと発表した。ウクライナメディアが伝えた。
露国防省は先月29日、キーウや北方チェルニヒウ方面などウクライナ北部での軍事活動を削減すると発表。米国防総省やウクライナ軍などが露軍部隊の一部撤退を確認していた。露国防省は、親露派武装勢力が実効支配してきた東部の「解放」が「主要目標」だとし、東部での攻勢を強める方針を示している。(産経)
ロシア軍 首都キーウ近郊から撤退の際に “地雷設置”
2022年4月3日
ロシア軍はウクライナ東部などで攻撃を続け、マリウポリでは住民を安全に避難させられるかが課題になっています。
一方、首都キーウ近郊ではウクライナ軍が複数の町を奪還するなど戦闘の主導権を握っているとみられますが、ロシア軍は撤退する際に地雷を設置しているとして、ウクライナのゼレンスキー大統領は住民たちに戻らないよう呼びかけています。
ロシア国営のタス通信によりますと、ロシア大統領府のペスコフ報道官は2日「ウクライナの軍事インフラの大部分を破壊した。軍事作戦の目的が一刻も早く達成され、敵対行為が停止されることを望む」と述べ、東部地域の解放を理由に戦闘を続けると改めて強調しました。
またロシア軍が包囲し、深刻な人道危機が起きている東部の要衝マリウポリからの住民の避難について、ロイター通信は2日、ウクライナのベレシチュク副首相の話として4217人が戦闘地域から避難したと伝えました。
停戦に向けた交渉が進められる中、ロシア側の反発も予想され、ウクライナ各地で戦闘が収まるかは不透明です。(NHK)
「キーウ州全域を解放」 ウクライナ国防次官が投稿
2022年4月3日
ウクライナのマリャル国防次官は2日、フェイスブックへの投稿で、首都キーウ(キエフ)を含む同国の北部キーウ州全域をロシア軍から「解放した」と述べた。州内のイルピン、ブチャなど激戦地も奪還したという。
ロシアのフォミン国防次官は3月29日、キーウや北部チェルニヒウ近郊での軍事活動を大幅に縮小すると明らかにした。その後、ウクライナ軍による同地域での失地回復が進んでいた。キーウ州の解放が事実ならウクライナ側にとって成果だが、ロシア軍は東部に戦力を集中する方針も示しており、地域によっては砲撃などが激しくなる可能性がある。
2日の現地からの報道では、キーウ周辺の路上に市民とみられる多くの遺体が横たわる映像や写真が伝えられている。ゼレンスキー大統領らによると、ウクライナ側が奪還したキーウ周辺では、撤退したロシア軍が大量の地雷をしかけていった疑いも浮上している。(日経)
キーウ郊外のブチャの「集団墓地」に埋葬された約300人:市長
Almost 300 people buried in 'mass grave' in Bucha outside Kyiv: mayor#RussianUkrainianWar #UkraineWar #Russia #Russian #StandWithUkriane pic.twitter.com/jvOS8PQLnj
— Dave Techz (@techz_dave) April 2, 2022