性的発言繰り返し体触る 北海道・旭川中2女子生徒死亡 第三者委がいじめ詳細公表 関与は生徒7人
4/15(金)
北海道・旭川市の公園で女子中学生が遺体で見つかった問題で、第三者委員会は性的行為の実行を繰り返し求めたことなど、6項目の行為についていじめと認定しました。
(旭川市教育委員会 黒蕨真一教育長)「中間の調査結果として、いじめとして取り上げる事実について説明があった。
この結果を教育委員会として大変重く厳粛に受け止めており、いじめの認知にいたらなかったことを深く反省し、ご遺族の皆様に心痛と負担をおかけしたこと、大変申し訳なく思っており、この場を借りて心から深くお詫び申し上げる」
旭川市内の公園で2021年3月、当時中学2年生だった廣瀬爽彩さんが凍死した状態でみつかった問題で、旭川市教育委員会の第三者委員会はいじめ行為を認定し、15日の会見でその詳細について明らかにしました。
第三者委員会がいじめと認定したのは6項目。
スマートフォンのグループ通話で性的な発言を繰り返し、体を触ったことや、廣瀬さんに菓子代などの代金を繰り返し負担させていたこと。
性的行為の実行を繰り返し求めたことなどが、いじめ行為と認定されました。
認定されたいじめ行為には、廣瀬さんの「死にたい」という趣旨の発言に対し「死ぬ気もないのに死ぬとか言ってんじゃない」などの不適切な発言をしたことも含まれます。
その後廣瀬さんは増水した川に入り、ひざ下まで水に浸かったことも明らかになっています。
第三者委員会は、今回のいじめ行為には生徒7人が関わっていたと説明しました。
関係者によりますと中間報告を受け、遺族側は報告の一部について「加害者の供述だけで事実認定をしていて、被害者の受け止めに関する事実関係が欠けている」などとして、意見書の提出を検討しているということです。
遺族側は午後6時から会見を開く予定となっています。
今回、第三者委員会がいじめとして認定した6項目です。
グループ通話などで性的な話題を繰り返し、身体接触を持った
深夜・未明に公園に呼び出し、他の人がいないことを伝えなかった
菓子などの代金を繰り返し支払わせた
性的な話題を長時間続け、性的な動画の送信を要求し続けた
性的行為の実行を何度も求め、状況を静観した
からかい続け、パニック状態になった廣瀬さんを突き放す発言をした
「あのときいじめと認めてほしかった」旭川中2死亡 遺族がコメント「今でも涙がこぼれる」
4/15(金) STVニュース北海道
「いじめ」を認定した第三者委員会の報告に、遺族から不満の声が上がっています。
ネット上の友達へのメッセージ:「会うたびにおごらされる」
これまで学校や市の教育委員会は頑なに否定していましたが、今月15日午後、第3者委員会が会見で「いじめ」と認定した内容を明らかにしました。
加害者側が「性的な目的で体を触る」「深夜に呼び出す」「性的な動画の送信を要求する」など、6つの項目の10件以上の行為が「いじめ」と認定されたということです。
遺族:「いじめの事実認定が加害者側の聞き取りに沿っていて遺族側の声が反映されていない」
遺族側は1回の聞き取りでは不十分とし、意見書の提出を検討しています。第三者委員会は「8月をめどに最終報告をしたい」としています。
ネットの声
記事を読むたびに可哀想で涙が出る。学校も教育委も恥を知るべき。
ご遺族は今後民事訴訟含めて徹底的にやってほしい。こんな輩を許してはならない。
加害者はクズの集まり!。
これは中学生のやったことでは済まされない。刑事手続きをすべきだ。
やった行為に吐き気を催す。どんな気持ちでいたのかを考えると怒りが湧いてくる。
やった子供はしっかりと鑑別所で更生させなければならない。このまま学校に戻すことは絶対にあり得ない。
教育委員会側は、いじめの認知にいたらなかったことを謝罪していますが、認定された事実をみると、なぜ認知されなかったのか大きな疑問を感じます。
事なかれでうやむやにしたかったのだろう。これが教育に携わる人間のやることか。