ChatGPT、何が問題か 元グーグル社員「非常に無責任で無謀」
記事要旨「元グーグル社員で現在は通信アプリ「シグナル」の社長を務めるメレディス・ウィテカー氏へのインタビューに基づいています。インタビューでウィテカー氏は、「ChatGPT(チャットGPT)」など、高度な人工知能(AI)技術が社会にもたらす懸念やリスクについて語っている。
ウィテカー氏は、AI技術の開発と提供が限られた数の企業に集中していることが、最大の問題の一つであると指摘。これらの企業は、膨大なデータやクラウドの設備、そして消費者市場を所有しており、これらの資源を利用してAI技術を開発している。
また、これらの企業は中立的でもなく、民主的でもないという問題もあると述べています。さらに、AI技術の広告宣伝が誇大である場合があると指摘。
ウィテカー氏は、これらの企業がAI技術を開発するために使用する大量のデータは、主に監視ビジネスモデルから得られたものであることを指摘している。
ウィテカー氏は、これらの問題に対処するために、AI技術の開発や利用に関する規制や監視が必要だと考えている。また、より多くの企業や研究機関がAI技術を開発できるようにするために、データの共有やオープンソースの取り組みが必要だと主張している。
イーロン・マスク氏らはAI開発の一時停止を訴えている「社会にリスク」
[3月29日 ロイター] – 米実業家イーロン・マスク氏や人工知能(AI)専門家、業界幹部らは公開書簡で、AIシステムの開発を6カ月間停止するよう呼びかけた。社会にリスクをもたらす可能性があるとして、まずは安全性に関する共通規範を確立する必要があると訴えた。
オープンAIが開発したAI対話ソフト「チャットGPT」の最新版言語モデル「GPT─4」に言及し、これを上回るシステムを開発停止の対象にすべきとした。
マスク氏や米アルファベット傘下ディープマインドの研究者、英スタビリティーAIのエマド・モスタク最高経営責任者(CEO)、AIの大家であるヨシュア・ベンジオ氏やスチュワート・ラッセル氏など1000人以上が署名している。