太陽光パネルは謳われているよりも二酸化炭素排出量が大きい
ソーラーパネルは環境に良いと思われているが、実はそうではない。有毒な重金属を使い、リサイクルもされていない。ほとんどが中国で石炭を使って作られており、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が考えているより3倍も多くのCO2を排出している。そして、他のエネルギー源の300倍から600倍の土地を必要とする。
一般的に、太陽光パネルは二酸化炭素排出を生じないと言われているが、実際にはそうではなく、環境調査機関Environmental Progressの大規模な新調査により、マリウッティ氏の研究をもとに、中国で製造された太陽光パネルはIPCCの主張する量の最低3倍の二酸化炭素排出を生じることが判明した。
People say solar panels don't produce carbon emissions, but they do. And now, a major new investigation by Environmental Progress, drawing on the research of @enricomariutti , finds that solar panels made in China produce at least 3x more carbon emissions than IPCC claims. pic.twitter.com/y4a2dvgyZj
— Michael Shellenberger (@shellenberger) July 24, 2023
太陽光パネルは IPCCの主張より3倍の二酸化炭素排出を生じる
イタリアの研究者エンリコ・マリウッティ氏が開始した新しい調査では、太陽光発電に使用されるエネルギー構成に応じて、この数値は170~250 gCO2/kWhに近いことが示唆されている。
この推定が正確であれば、太陽光発電は天然ガスと比べて劣ることになり、二酸化炭素回収ありの場合は約 50 gCO2/kWh、回収なしの場合は 400 ~ 500 gCO2/kWh になる。
彼の調査結果によると、中国で製造され、イタリアのようなヨーロッパ諸国に設置されたソーラーパネルの炭素強度は、一桁違っていた。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の公式推定値では1kWhあたり20〜40gであるのに対し、最初に計算機で計算したところ、1kWhあたり170〜250gであった。大きくずれている。
IPCCの過小評価による衝撃は、EUの「クリーン」エネルギー計画にも当てはまる。マリウッティの計算では、2022年に建設されるEUの太陽光発電設備からの排出量だけで540万トンから760万トンも過小評価されている。(environmentalprogress)