戸籍上性別変更に手術必要の規定「憲法違反で無効」静岡家裁
2023年10月12日
戸籍上の性別を変更するには生殖能力をなくす手術を受ける必要があるとする法律の規定が憲法に違反するかが問われた申し立てで、静岡家庭裁判所浜松支部は、規定は憲法に違反して無効だとする判断を示し、手術を受けていなくても戸籍上の性別を変更することを認めました。
申立人側によりますと、規定が憲法違反だとする司法判断は初めてだということです。
この申し立ては、静岡県浜松市に住み、戸籍上の性別は女性で男性として社会生活を送るトランスジェンダーの鈴木げんさん(48)が行ったものです。
鈴木さんは、戸籍上の性別を変更するには生殖腺を取り除く必要があるとする性同一性障害特例法の規定について、「手術を事実上強制するもので人権を侵害し、憲法に違反する」と主張して、手術を受けなくても性別変更を認めるよう求めていました。
これについて、静岡家庭裁判所浜松支部の関口剛弘 裁判長は「生殖腺を取り除く手術は、生殖機能の喪失という重大で不可逆的な結果をもたらすものだ。性別変更のために一律に手術を受けることを余儀なくされるのは、社会で混乱が発生するおそれの程度や医学的見地からみても、必要性や合理性を欠くという疑問を禁じ得ない」
「特例法の施行から19年余りがたち、性の多様性を尊重する社会の実現に向けて国民の理解の増進が求められるなど、社会的な状況の変化が進んでいる」。規定は憲法に違反して無効とし、手術を受けていなくても戸籍上の性別を女性から男性に変更することを認めました。(NHK)
ネットの声
最高裁判決に一定の影響を及ぼす可能性大だろ。
岸田LGBT法の成果。
とんでもない判決。控訴すべきだ!
自公が空けたアリの一穴。
LGBT法案、国民の安心が崩されてきた。
ほらほらやばいことになってきてる。
やっぱりな。。もう、外出時にトイレ行けない
やっぱりこういう動きが活発になってきました。
LGBT法の流れだ。自民党はとんでもないことをやった。