三谷幸喜氏「死にたいと思ったことも…」急死芦原妃名子さんには「踏みとどまってほしかった」
[2024年2月3日23時19分]
劇作家、演出家の三谷幸喜氏(62)が3日、TBS系「情報7daysニュースキャスター」(土曜午後10時)に出演。原作との改変を訴えて亡くなった「セクシー田中さん」の原作者の芦原妃名子さんに対して、自身の思いを吐露した。
「僕の話になりますけど、長い間仕事してきて、こんな仕事辞めようとか、何でみんな分かってくれないんだ、僕のつくったものを勝手にイジってしまうんだって思ったことは何度もあるし。本当に全部投げ捨てたいと思うし。死にたいと思ったことも実はあるんですよね、のほほんと書いているように見えるかもしれないですけど」と切り出した。
そして「当然、僕は踏みとどまったんですよ。何で踏みとどまったかというと、僕が書いたものに対して責任があるし、これから書くものに対しても責任があるし、今書いているものにも責任があるし」と言い、神妙な顔つきで「踏みとどまってほしかったです」と言葉を紡いだ(日刊スポーツ)
三谷幸喜「脚本家は原作者の世界観を逸脱してはいけない」
それが嫌だったら映像化させないくらいの気持ちでいって欲しい。その上で脚本家は原作者の世界観を逸脱してはいけない。
アカデミー賞だって脚本賞と脚色賞が分かれている。脚本家と原作者の思いを擦り合わせていくのがプロデューサーの仕事。
漫画家・芦原妃名子さん 死去について②
三谷幸喜「脚本家は原作者の世界観を守るべき」「自分も死にたいと思う時があった」「芦原さんも踏み留まってほしかった」#芦原妃名子 #セクシー田中さん pic.twitter.com/QpvQLq4Zk9
— 先輩のハト. (@senpai_hato__) February 3, 2024
ネットの声
なんで0から作品を生み出した側が立場弱いんだろう
本当のクリエーターにはわかるんだろうな。
たとえジャンルは違ってもモノを創り出すことの壮絶なまでの、痛みや苦しみ、葛藤や喜びは、実際にそれに携わった人にしか分からないことだと思う。
原作者と脚本家の間に入る調整役としてのプロデューサーが何の役割も果たそうとしていなかったこと、テレビ局がなすべき責任を放棄して事実を隠蔽することだけに汲々としていることにも触れなければ、この事件を取り上げる意味がない
楽しようと思ってマンガを原作にするのではないんだろうけど、それが当たり前になると、金払って権利を買ったぐらいに思うんだろうか。
「踏みとどまってほしかった」願望は分かるが、それに続けて、繰り返し「責任がある」と言って何になるのか?
踏みとどまれなかったから命を絶った。いうのは簡単だがそうはいかなかったのだ。作者さんは。
三谷さんはオリジナル脚本が、局の都合でどんどん変えられて苦しい思いをされた経験があるんですよね。
トラブルは知りませんでした。やはり、先生の気持ちを大事にしてほしかった。先生の作品だもの。