野田佳彦元首相VS岸田文雄首相 2月29日政倫審で再現
[2024年2月29日6時0分]
立憲民主党の野田佳彦元首相は28日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件をめぐる衆院政治倫理審査会(政倫審)に出席する考えを電撃表明した岸田文雄首相に対し、29日に立民の代表として質問することを明らかにした。(日刊ゲンダイ)
岸田首相「関係者の処分を党として判断」…衆院政倫審
裏金化に関係した議員に関し、首相は「説明責任を果たすことが重要だ」と強調。党の処分については「再発防止策と並行して事実確認に努め、政治責任も党として判断する」と語った(時事通信)
岸田首相(自民党総裁)は29日午後、衆院政治倫理審査会で、派閥による政治資金規正法違反事件を巡り、「事実を確認し、関係者の処分などについて党として判断したい」と述べた。その上で、「政治に対する国民の信頼なくして政治の安定はなく、政治の安定なくして政策の推進はあり得ない」と訴えた(読売新聞)
脱税をし、裏金を作り、税金も払わず、説明責任も果たさない
野田元総理「『総理は、志ある議員は政倫審をはじめあらゆる場で説明責任を果たしてもらうよう期待する』と言ったが、そもそも裏金を作って脱税をしている人たちに志を求めるのは間違っている」
「裏金で立件された議員が3人いた。政倫審に出る議員は5人いるが、その他の裏金に関わった議員は全員重たい責任は間違いなくある。刑事責任の対象にもならず、説明責任も果たしていないが、税金も払わない、処分もない、何にもないんだったら同じことがまた起こる。その他の裏金に関わった議員は全員処分すべきだ」
岸田氏「今、さまざまな場において説明をしていると承知している。政倫審の場でも説明が行われる。説明責任の果たし方、事実を踏まえながら処分を始めとする責任についても判断を行っていく」
野田元総理「もうその時期は来ている。その処分をしないまま、あれもしたいこれもしたいという言ってもケジメをつけるところから始めろというのが国民感情だ」