寺田氏「自己保身の嘘が、安倍会長の英断を無かったことにしてる。良心痛まないのか?」
立憲民主党の寺田学氏は「現金で還付されている手法について安倍会長が問題意識を持っていたということでいいか。なぜ現金で還付すること自体に懸念を示していたのか」とただしました。
これに対し、塩谷・元文部科学大臣は「安倍会長がどういう言葉で話したか、正確には記憶がない。カネの流れに不透明性がある現金での支給はやめたほうがいいような話があり、還付はやめようということになったと記憶している」と述べました。
塩谷・元文部科学大臣は「いつごろから還付し、それが不記載で行われていたか私としてはまったく承知していない。還付については、ある程度、政治資金を調達する方法としてはいいことだと思っていたが、不記載でこんにちまで続いていたことはまったく承知していない」と述べました。「去年8月から、清和会が解散を決定したことし2月1日までの5か月あまり常任幹事会の座長を務めてきたが、政治資金パーティーをめぐる問題に関しては一切関与していない」と述べました(NHK)
同派の下村博文元文科相が1月31日の記者会見で明らかにしたところによると、2022年4月に安倍晋三会長(当時)が、塩谷氏、下村氏、西村康稔氏、世耕弘成氏の4人と会合を開いた際、還流を廃止する方針を示した。
安倍氏死去後の同年8月にも、再び安倍氏を除く同じメンバーで協議。派内から還流廃止に不満の声があることなども話題になった。結論は出ず、結果的に還流は継続された(毎日新聞)
塩谷・元文部科学大臣「2022年4月の会議は安倍、下村、塩谷、世耕、村上事務局長、安倍会長が亡くなられた後の8月の会議の参加者は下村、塩谷、世耕、松本事務局長で間違いない」
寺田学氏「安倍元総理は平成17年以降はそういうことはないと思っていたが、派閥に帰ってきてそういうことがまだ続いていると驚いたと総務会長が言っている。
幹部は知ってたはずだ。安倍会長が「もうこういうのはやめよう」と4月に決めた。ただ、安倍会長がお亡くなりになられて、若手から還付をもう一回やってほしいという声があったんで続いてしまった。皆さんは知ってたはずだ。会合に出ていない人であっても安倍さんがそういう方針を決めようとしたんだと。当然ながら皆さんで話したはずだ。
ご自身が自己保身のためについている嘘が、安倍会長が当時改善しよう、これはもうやめなきゃいけないといって英断したこと自体を無かったことにしてると私は思う。良心痛みませんか?
塩谷「安倍会長の遺志を守ろうと指示を守ってやってきた。不記載を改善しようという話はそこ(4月、8月の会議)では出なかった(不記載は知らなかった)」(ANN)