日本の天皇陛下、オリンピックによるウイルス感染の懸念をお持ちのよう
2021年6月24日
共同通信によると、徳仁天皇は、オリンピックによってコロナウイルスの感染が増加するのではないかという懸念を抱いている可能性がある。
共同通信は、宮内庁の西村泰彦長官の発言を引用し、木曜日の定例会見で、天皇はオリンピックがコロナウイルス感染症の増加につながるかどうかを心配していると思う、と述べた。
失敗に終われば菅首相は短命内閣
菅義偉首相は、7月23日に開催されるオリンピックへの国民の支持を得ようとしているが、世界的なスポーツ・スペクタクルが超拡大現象を引き起こすのではないかと懸念されている中での、この種のコメントは初めてである。
オリンピックは安全に開催できると繰り返し発言してきた菅首相は、9月に党首選を控えており、もし菅首相の下でオリンピックに大きな問題が発生すれば、日本の首相の中で短命な人のリストに加わることになるかもしれません(bloomberg)
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ガーディアンも
宮内庁長官「陛下が五輪ご懸念と拝察」発言に加藤官房長官「宮内庁長官自身の考え」
6/24(木)
西村宮内庁長官が、東京オリンピックに関する天皇陛下の受け止めについて、「開催が感染拡大につながるのではないかと懸念されていると拝察している」と発言したことについて、加藤官房長官は6月24日午後の会見で、発言は「宮内庁長官自身の考え方だ」との見解を示し、安全安心な大会開催に向けて準備を着実に進める方針を強調した。
加藤官房長官は会見で、西村長官の発言について問われ、「宮内庁長官のご自身の考え方を述べられたと承知をしている。詳細については宮内庁にお聞きいただきたい」と語るにとどめた。
西村長官の発言は、必ずしも天皇陛下のお考えを表したものではなく、西村長官個人の考えだとの認識をにじませたものとみられる。
その上で加藤長官は、東京大会について「安全安心の大会を実現していく。国民の皆さんに安全と思っていただけるように取り組んでいくということは申し上げてきた。引き続き、関係者と緊密に連携しつつ、安全安心な環境を確保することを最優先に大会に向けた準備を着実に進めていきたい」と、開催に向けた方針に変わりはないことを強調した。(fnn)
【東京五輪】米有力紙ワシントン・ポストが「天皇陛下から重要な不信任決議を得た」と報道
2021年06月24日
天皇陛下の東京五輪に対する〝懸念〟が海外でも大きな波紋
米有力紙ワシントン・ポストが「東京五輪は天皇から重要な不信任決議を得た」と報道した。
宮内庁の西村泰彦長官が24日の定例会見で、天皇陛下が名誉総裁を務めている東京五輪について「陛下は現下の新型コロナウイルス感染症の感染状況を大変心配されている。国民に不安の声がある中で、開催が感染拡大につながらないか懸念、心配されていると拝察している」と語った。
そのうえで西村長官は「感染が拡大するような事態にならないよう(大会)組織委員会を始め、関係機関が連携して感染防止に万全を期してほしい」と強調した。
天皇陛下による東京五輪への〝懸念表明〟に、海外でも大きな波紋が広がっている。(東スポ)