これがTBS「サンモニ」と張本氏の謝罪文の全文!…五輪女子ボクシング“蔑視発言”を巡る大御所の反省談話にネットはさらに炎上
8/13(金)
張本氏は、8日放送の同番組内で、「女性でも殴り合い好きな人がいるんだね。どうするのかな、嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合って、こんな競技好きな人がいるんだ。それにしても金だから、“あっぱれ”をあげてください」と発言。
連盟は10日付でTBSの佐々木卓社長宛で「ボクシング競技が単純な暴力的な殴り合いではないこと、技術を駆使した競技であることをご理解いただき、また女性だからそんな競技に取り組むべきではないという多様性を否定するような番組内でのご発言を、視聴者の皆様に対して訂正をしていただきたく文書を発させて頂きました」と、謝罪ではなく発言内容の訂正を求める抗議文を発送していた。
TBSは「真摯に対応させていただきたい」と返答していたが、12日付で、発言に至る経緯説明と、張本氏自身の反省コメントを添えた謝罪文を同連盟に送付した。
謝罪文は、TBSテレビ報道局「サンデーモーニング」 制作プロデューサーの金富隆氏の名前
で、日本ボクシング連盟の内田貞信会長宛に『サンデーモーニングでの張本勲氏の発言について』という題目をつけて出されたもので、以下がその全文。
連盟の抗議文は佐々木社長宛で出されていたが、謝罪文の差出人には連名でも社長の名前がなかった。TBSのトップが管理責任を逃れ、現場の番組制作サイドに責任を押し付けたと取られてもおかしくない形になっているが、この謝罪文で連盟側は納得。
「当連盟からの抗議文に対して、内容を十分に汲み取った、迅速かつ真摯な対応をして頂いたと思います」と、理解を示すコメントを発表し、「当連盟は、今後も各メディアと協力し、ボクシング競技と選手たちの魅力を伝えていきたいと思います。皆様の温かいご声援をよろしくお願い致します」とした。
だが、ネット上は、この謝罪文の内容を巡って大炎上。
「火に油を注ぐ」状態となっている。一報を報じた記事のヤフーのコメント欄には1万件を超えるコメントがついている。“ネット民”の批判の的となったのは、張本氏の「言葉足らず」という釈明部分。ヤフーのコメント欄では「言葉足らずではなく言葉が過ぎた」「言葉足らずの一言で済ますことができない」「張本氏は問題の本質を理解しているのだろうか」「見苦しい言い訳」「このコメントと放送中のコメントがつながらない」などという厳しい意見が多く、張本氏の「反省コメント」に対し「あっぱれ!」ではなく「喝!」の声がほとんどを占めた。
東京五輪・パラリンピック組織委員会会長だった元総理の森喜朗氏が「女性蔑視発言」で辞任に追い込まれた事例に重ね、番組の打ち切り、あるいは、張本氏の降板を求める意見も少なくなかった。
また、この謝罪文は、あくまでも日本ボクシング連盟に向けて出されたもので、15日の番組内で発言に関する説明及び謝罪が行われるかどうかも明らかにされていない。
同連盟が発言の訂正を求めたのは番組の視聴者に対してなのだ。
制作プロデューサーも「本来であれば番組内で対応すべきでした」との反省を口にしているが、番組内で張本氏の「女性及びボクシングを蔑視した」発言を正すような姿勢が、MCの関口宏氏や他のコメンテーターになかったというのも問題だ。
「サンデーモーニング」がワイドショーと一線を画す情報番組を目指しているのかどうかは知らないが、番組そのもののリテラシーの低さをさらけだすことになった。日本ボクシング連盟に、これ以上ことを荒立てる考えはなく、この問題はこれで一件落着となったが、異例の抗議文の意義と、日本ボクシング連盟がここまで積み重ねてきた努力を「サンデーモーニング」の現場だけでなく統括するTBSのトップが深く問い直すべきだろう。
(文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)the page引用、抜粋
ネットの声
言うに事欠いて言葉足らずとは呆れる。
ボクシングだけでなく、その根底には女性蔑視が存在する。
「言葉足らずの面があった」なんて、不祥事を起こした政治家の弁明と同じ。それを散々叩いておきながら、全く同じことをしておいて、これで幕引きなんてありえない。
サンデーモーニングは政治批判、社会批判する資格はない。速やかに番組を終了するのが筋。
テレ朝と同様、これは社長謝罪&辞任会見必要な案件。
これ、MeTooはなんで黙ってんの?