被害者より加害者10人の未来…中2女子死亡に学校が
今年3月に北海道旭川市で女子中学生が遺体で見つかった問題です。専門家からは、学校や教育委員会の対応を厳しく指摘する声が上がっています。
爽彩さんの母親(手記から):「今年2月13日、爽彩は失踪しました。どうしてもっと早く、爽彩を見つけてあげられなかったのか、今も悔いています」
「4月後半から、がらっと人が変わったように爽彩は笑わなくなりました。部屋で泣いたりする声を聞くようになり、このころから『学校でいじめに遭っているのではないか』と疑うようになりました」
遺族の弁護団によりますと、爽彩さんはこのころ、複数の生徒から爽彩さんのわいせつな画像を送るよう強要され、拡散されていたといいます。母親は5回にわたり、学校に相談。しかし…。
わいせつ画像拡散、教頭「僕は怖くない」
担任(手記から):「いじめるような子たちではありません」
教頭(手記から):「いたずらが行き過ぎただけで、悪意はなかった」
また「わいせつ画像」については…。
遺族の弁護団・石田達也弁護士:「『それ(画像)も消しましたので』と学校が説明してきました。『いや、でもそれ、わいせつ動画が拡散しているなんて、怖いじゃないですか』と私(母親)が言うと『僕は怖くない』と教頭に言われました」
教頭(手記から):
「10人の加害者の未来と、1人の被害者の未来、どっちが大切ですか。1人のために10人の未来をつぶしていいんですか」
こうした対応について専門家は。
教育問題に詳しい法政大学・尾木直樹名誉教授:「学校は隠ぺいを絶対にします。事なかれ主義で怠慢に徹します。それは、どうしてかというと、閉鎖社会なんですよ。塀の中できっちり囲まれてしまった中での論理で展開する。亡くなった子にしてみれば、10人だけではなくて、学校の先生もグルになって自分をいじめていると思って絶望したと思う」
市の教育委員会は、第3者委員会を設置し、いじめがなかったかを調べています。
西川将人・旭川市長が辞職届提出 立憲民主党から次期衆院選出馬へ
8/10(火)
立憲民主党から次期衆院選北海道6区への出馬を表明している旭川市の西川将人市長(52)は10日、今月31日付で辞職する届け出を市議会議長に提出した。
市役所で取材に応じた西川氏は「多くの職員や市民に助けられ、仕事を進めることができた。感謝を申し上げたい」とした上で、「次期衆院選に向けて準備を進めて参りたい」と力を込めた。
西川氏は旭川市出身。2006年に旭川市長に当選し、現在4期目。
北海道6区にはこの他、自民党新人で元道議の東国幹氏(53)と「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」新人で政治団体代表の斉藤忠行氏(30)が立候補を表明している。
死体検案書に誤った病名 凍死中2女子、服用薬から推測か
8/20(金)
北海道旭川市で3月、中学2年広瀬爽彩さん(14)が凍死しているのが見つかり、背景にいじめがあった疑いがある問題で、広瀬さんの死体検案書の「死亡の原因」欄に、当時かかっていなかった精神疾患の病名が記入されていたことが20日、関係者への取材で分かった。
服用していた薬から推測した誤った病名を道警が医師に伝えたとみられる。遺族の指摘を受け、後に訂正された。
厚生労働省は死体検案書に客観的事実の正確な記入を求めている。厚労省の担当者は一般論として「警察が言ったから(そのまま)書くということは想定されておらず、不適切と言わざるを得ない」と指摘した。
ネットの声
山田宏議員「旭川市の女子中学生いじめ死亡事件の徹底究明を求めます。 市は5月に真相究明のための第三者委員会を立ち上げ、11月末には報告書をまとめるとのこと。 萩生田文科大臣も「とんでもない事件」と強い関心。 そのさなか当の旭川市長が、立憲民主党から衆議院選出馬のため辞任した。真剣度が疑われる」
信じられない。市長は被害者の痛みがまるでわかっていないのでは?
立憲民主党らしい。この党は自分ファースト!
保護者の方がきちんと調べ動かなかったなら今頃は闇に葬られていた案件だったかと思うと末恐ろしい。
これはきっちり調べて刑事罰に値するか調査する必要がある。単なるいじめではない。
旭川市は教育関係者、警察、医者、大丈夫?