ブリンケン米国務長官「台湾侵攻は重大な結果招く」 中国を牽制
2021/12/4
【ワシントン=渡辺浩生】ブリンケン米国務長官は3日、中国による台湾侵攻は「恐ろしい結果をもたらす」と述べ、台湾へ軍事的威圧を高める習近平政権を牽制(けんせい)した。ロイター通信とのインタビューで語った。
ブリンケン長官は、中国が台湾に侵攻しようとすれば「潜在的に破滅的な決断となる」と指摘。「多くの人命に恐ろしい結果をもたらすことになる危機を引き起こさぬよう、中国の指導者には極めて慎重に考えることを望む」と語った。
長官はまた、中国が軍事的な挑発を続け、台湾の国際的な孤立化を図ることで台湾海峡の現状変更に挑戦してきたと指摘。中国の攻撃に台湾が自衛する十分な能力を確保できるよう「断固とした関与」を続ける姿勢を強調した。
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ポンペオ米国務長官、台湾との接触規制を撤廃 「北京への配慮はもうしない」(1/10)
2021年01月10日 17時00分
マイク・ポンペオ米国務長官は1月9日、台湾当局者との接触を制限する国務省の「自主規制」を撤廃すると発表した。この発表は、台米間の関係が深まる新たな流れを示した。
ポンペオ長官は声明の中で、外交や軍事、その他の当局者と台湾当局者との交流を数十年にわたって規制してきた「複雑な内部制約」を取り除いたと述べた。
「米政府は北京の共産党政権をなだめるために一方的にこれらの行動をとった」とし、「もうしない」と強調。
同長官は、行政機関に対し、国務省がこれまで発行してきた台湾に関する「連絡ガイドライン」を無効とするよう命じた。
「本日の声明では、米台関係は官僚機構による自主規制に縛られるものではなく、縛られるべきではないと認識している」 とした。
台湾の在米大使館に相当する台北駐米経済文化代表処は9日の声明で、「米台関係の強さと深さを反映した今回の発表を歓迎する」とし、「今後数ヶ月、数年における米台パートナーシップの拡大を期待している」と述べている。
ポンペオ国務長官の中国ジェノサイド宣言(1/20)
「私は、中華人民共和国がウイグル人イスラム教徒や他の民族的および宗教的マイノリティグループのメンバーを標的として、中国の新疆ウイグル自治区で大量虐殺と人道に対する罪を犯していると判断した」
「これらの行為は、中国の人々とあらゆる場所の文明国にとっての侮辱です。中華人民共和国と中国共産党は責任を問われなければならない」