3回接種後に感染続発 重症化防止には効果 道内病院など、医療逼迫を警戒
02/11
3回接種後に感染続発 重症化防止には効果 道内病院など、医療逼迫を警戒
感染力が強い新型コロナウイルスのオミクロン株の急拡大を受け、道内の医療機関や高齢者施設でワクチンの3回目の接種を終えた人の感染が相次いでいる。オミクロン株は、重症化や死亡のリスクは低いが、クラスター(感染者集団)の急増は医療逼迫(ひっぱく)につながりかねず、関係者は「3回接種後でも油断はできない」と警戒する。一方、ワクチンはオミクロン株に対しても重症化を防ぐなどの効果が期待できることが分かってきており、専門家はワクチンと飲み薬などの活用が感染「第6波」収束への鍵になると指摘している。
「ワクチンを3回接種した後に感染する職員が出ている。いずれも無症状や軽症だったが、出勤できない人が増え、常に人手不足の状態だ」。コロナ患者を受け入れている札幌市内の総合病院の院長は、現状をこう説明する。ワクチンや飲み薬が開発され、コロナ禍が始まった2年前に比べれば「未知のウイルスと対峙(たいじ)する怖さは減ったが、患者が重症化する緊張感は今も変わらない」と強調する。
東京都 オミクロン株感染者 約7割はワクチン2回接種済み(1/5)
2022年1月5日 14時59分
東京都内で4日までに、オミクロン株の感染が確認された55人のうち、およそ7割は、ワクチンを2回以上接種していた人で、都は「接種を済ませていても油断せず、対策を徹底してほしい」と呼びかけています。
東京都内では4日までに合わせて55人が、新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが確認されています。
都が、この55人について、ワクチンの接種状況を調べたところ、67%にあたる37人は、2回の接種を済ませていたことがわかりました。また、3回接種していた人も1人いたということです。
3回目接種”でも…感染した医師「なめてはいけない」(1/21)
[2022/01/21 11:55]
■“3回目接種”でも…コロナ感染
この男性医師(30代)は、19日に陽性が判明し、現在、自宅療養中です。先月24日に1回目、2回目と同じ、ファイザー製ワクチンの3回目接種を終えたばかりでした。
自宅療養中の男性医師:「月曜日の夜に、ちょっとのどに違和感があるなと思ったが、部屋が乾燥しているだけなのかなと思っていた。自分的には『これぐらいだったらコロナじゃない』って、最初は思っていたんですよね。率直に言うと、コロナの感染力って、本当に強いんだなっていう。3回目のワクチン打っていても、『なめちゃいけないな』と思った」「(Q.他に3回目ワクチン接種して陽性になった人は?)僕以外は、聞いていないですね」