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ワリエワから3種類の治療薬が検出、そのうち1つは禁止薬物。複数の物質が検出されたことは極めて異例(NYT)/ワリエワは祖父の薬を誤って摂取したと弁明していた(ロイター)

事件

ワリエワから3種類の治療薬が検出。そのうち1つは禁止薬物

2022年2月15日

カミラ・ワリエワのサンプルには、心臓を助けるために使われることのある3つの物質が含まれていた。

そのうち1つは禁止されている薬物。

日曜日に行われた彼女の仲裁裁判に提出された書類によると、北京大会前にロシアの10代のフィギュアスケート選手がドーピング防止研究所に提供したサンプルには、心臓を助けるために使われることもある3つの物質が含まれていた。

カミラ・ワリエワ選手は、彼女の体内から検出されたトリメタジンが世界のアンチドーピング当局が禁止する薬物リストに含まれているにもかかわらず、月曜日に仲裁委員会から競技続行を許可されたのである。15歳のワリエワ選手は12月に検体を提出したが、ロシアのアンチドーピング当局によると、彼女の陽性結果を知ったのは先週だった。

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しかし、『ニューヨーク・タイムズ』紙が調査し、公聴会に参加した人物が確認した文書によると、ワリエワ選手のサンプルの検査を実施したストックホルムの研究所は、心臓を治療することができるが禁止リストにはない他の2つの物質の証拠も発見したという。ワリエワ選手は、ドーピングコントロール用紙に、それらの物質であるハイポキセンとL-カルニチンを記載していた。

ワリエワ選手の体内にトリメタジジンがあったことは間違いであったかもしれないと、ロシアとオリンピックの関係者は示唆しています。しかし、著名なアンチドーピング関係者によれば、エリート選手、特にワリエワのような若い選手の検体から複数の物質が検出されたことは極めて異例なことだったとのこと。

米国アンチ・ドーピング機構の最高責任者であるトラビス・タイガート氏は、この発見について、「3種類の物質のうち、2種類が許可されており、1種類は許可されていないと述べた。彼は、このような組み合わせの利点は、”持久力を高め、疲労を軽減し、酸素の使用効率を促進することを目的としているようだ “と付け加えた。(NYT)

ワリエワは祖父の薬を間違えて飲んだと弁明していた

北京2022年冬季大会のドーピングスキャンダルに巻き込まれた15歳のフィギュアスケート選手、カミラ・ワリエワは、祖父の心臓病の薬との取り違えが原因だったと弁明したと、オリンピック関係者が述べた

ワリエワ、「祖父の薬が原因」と主張 違反確定ならメダル剥奪〔五輪・フィギュア〕

2/15(火)

【北京時事】国際オリンピック委員会(IOC)規律委員会のデニス・オズワルド委員長は15日、フィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(15)=ロシア・オリンピック委員会(ROC)=をめぐるドーピング問題で、祖父の心臓病の薬を誤って摂取したとワリエワが主張していることを明らかにした。

ロイター通信が報じた(時事通信)

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