米国は台湾を承認すべきとポンペオ元国務長官が発言
3月4日
[台北 4日 ロイター] – マイク・ポンペオ前国務長官は4日、台北での講演で、米国は台湾を正式に国として承認すべきだと述べた。中国は激しい批判。
台湾のシンクタンクが主催した講演で、ポンペオ氏は「アメリカ政府は、必要かつ長年の懸案であった正しいことを直ちに行うべきである:中華民国、台湾に、自由で主権ある国としてアメリカの外交的承認を提供する」と述べた。
「アメリカは中華人民共和国と主権国家として関わり続けるべきだが、2300万人の自由を愛する台湾の人々とその合法的で民主的に選ばれた政府に対するアメリカの外交的承認は、もはや無視したり避けたり、二の次として扱うことはできない」とポンペオは述べた。
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ポンペオの発言は、台湾を自国の領土と主張し、中国の支配下に置くための武力行使を放棄していない中国にとって、微妙なレッドラインを越えている。
「ポンペオは元政治家であり、その信頼性はとっくに破綻している。このような人物がたわごとを言っても、何の成果もないだろう」と中国外交部の王文斌報道官は述べた。
ポンペオは、北京が「香港の残忍な買収に成功した」後、中国の習近平国家主席はより強力になったと感じ、「香港だけでは満足しない」と述べた。
「台湾を乗っ取ることは、必要な任務であるが、習近平の自惚れ屋的な偉大さの主張を後押しするだけでなく、実際にそれを強固にするものだ」とポンペオは述べた。(ロイター抜粋)
ポンペオ前国務長官のツイート
アメリカ政府は必要な、そして長い間待たされた、正しい、明白なことを行うための措置を直ちに取るべきであるというのが私の考えである。つまり、自由で主権ある国として中華民国(台湾)にアメリカの外交的承認を提供するのである」
It is my view that the U.S. government should immediately take necessary, and long-overdue, steps to do the right and obvious thing, that is to offer the Republic of China (Taiwan) America’s diplomatic recognition as a free and sovereign country.
— Mike Pompeo (@mikepompeo) March 4, 2022
これは台湾の将来の独立についてではなく、紛れもなく既に存在する現実を認識することである。その現実とは、あなた方の過去と現在の指導者の多くが明らかにしているように、台湾はすでに独立国なので、独立を宣言する必要はない、ということだ。
その名は中華民国(台湾)。 米国の国民と政府は、この政治的、外交的、主権的な現実を認識するだけでよいのです。 台湾の人々は、自由で民主的な主権国家として、世界の尊敬を受けるに値する。
Its name is the Republic of China (Taiwan). The people and government of the United States should simply recognize this political, diplomatic and sovereignty reality. The Taiwanese people deserve the world’s respect for a free, democratic and sovereign country.
— Mike Pompeo (@mikepompeo) March 4, 2022