ロシアは、ジョーとハンター・バイデン、ヒラリー・クリントンら13人のアメリカ人を制裁
Russia sanctions 13 Americans, including Joe and Hunter Biden, Hillary Clinton https://t.co/ZhSHwGZxSd pic.twitter.com/QxVkT4LRz5
— New York Post (@nypost) March 15, 2022
ロシアがジョー・バイデン、ヒラリー・クリントンらを制裁
3月16日
ロシア外務省は、ジョー・バイデン米大統領をはじめとする12人の米政府高官に制裁を課したと発表した。
リストには、アントニー・ブリンケン国務長官、ロイド・オースティン国防長官、ジェン・サキ報道官など、政権の中枢にいるメンバーが含まれている。
しかし、ヒラリー・クリントン前国務長官とバイデン氏の息子ハンターという意外な2人も含まれている。
この措置は、彼らのロシアへの入国を阻止し、ロシアにある資産を凍結するものである。
しかし、同省は、この制裁措置によって、対象となる人物に必要なハイレベルな接触が妨げられることはないとしている。その他のリストには以下の名前がある。
マーク・ミーリー統合参謀本部議長、国家安全保障アドバイザー ジェイク・サリバン、ダリープ・シン国家安全保障副顧問、米国国際開発庁(USAID)長官 サマンサ・パワー氏、ウォーリー・アデイモ財務副長官、米国輸出入銀行レタ・ルイス総裁、同省は、「相互主義に基づき」制裁を適用していると述べている。
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西側諸国はすでに、ウラジーミル・プーチン大統領、セルゲイ・ラブロフ外相、ドミトリー・ペスコフ・クレムリン報道官らロシア高官を制裁している。
火曜日には、アメリカは11人のロシア軍幹部に対する制裁を発表した。
モスクワと同盟関係にあるベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領に対する制裁を発動する可能性があることを示唆した。
英国はこれに先立ち、ドミトリー・メドベージェフ前ロシア大統領を含む370人のロシア人に対し制裁を科した。
バイデン大統領は来週、ブリュッセルで開催されるNATOの緊急首脳会議に出席するため渡欧し、同盟国に対するワシントンの「鉄壁の」支持を主張すると、ホワイトハウスは12日に発表した。
ジョー・バイデンが大統領就任後にモスクワでビジネスを始める計画も、棚上げにせざるを得ないだろう。
冗談はさておき、米国大統領、ホワイトハウスのシニアスタッフ、そして興味深いことに、9年間公職に就いていない元国務長官(ヒラリー)に対するロシアの「禁止」命令は、米国と同盟国がロシアに課している驚異的な制裁に対する象徴的な報復であるが、特に重大なものではない。
リストアップされたアメリカ人の中に、ロシアで大きな経済的利益を得ている者がいるわけでもない。
しかし、この動きは、ウクライナへの侵攻をきっかけに米国とロシアの間に広がる亀裂を反映したものだ。
アメリカのトップ外交官であるアントニー・ブリンケン国務長官がロシアに足を踏み入れることさえ禁止されたことは、両国の関係が冷戦後のどん底にあることを示唆している。
このことは、ウクライナ紛争以外にも、イランの核交渉、テロ対策、地球温暖化などの緊急の国際問題で米ロが協力することを望んでいたため、非常に現実的な結果をもたらしている。現在、その可能性はますます低くなっている。(BBC)