ツイッター急伸、マスク氏が9.2%株取得-SNS業界改革を示唆後
2022年4月5日
米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がツイッターの株式9.2%を取得したことが4日付の当局への届け出で明らかになった。マスク氏は1週間前にソーシャルメディア業界に改革を起こす可能性を示唆していた。
同氏は先月、ツイッターが言論の自由の原則を守っているかどうかを8000万人余りのフォロワーに問い掛け、70%以上が「ノー」と答えた。これを受けてマスク氏は、新しいプラットフォームが必要だろうかとツイートし、さらに独自のプラットフォームを自身が創設することを真剣に検討すると述べた。
マスク氏による株取得は、昨年11月にツイッターの新CEOに就任したパラグ・アグラワル氏にとって新たな試練となりそうだ。アグラワル氏はCEO就任に際し、説明責任の向上や意思決定の迅速化などを約束していた。
スポンサーリンク
一方でマスク氏は、ツイッターがジャック・ドーシー氏の後任としてアグラワル氏のCEO就任を発表したのを受け、昨年12月に暗号めいたツイートを投稿していた。同投稿では旧ソ連の独裁者スターリンの写真の顔部分をアグラワル氏に加工し、粛正された秘密警察の幹部ニコライ・エジョフの位置にドーシー氏を貼っていた。
ウェドブッシュのアナリスト、ダン・アイブス氏は「イーロンはツイッターにレーザーの照準を合わせたようだ」と顧客向けリポートで指摘。9.2%の持ち分が「より積極的な株主の役割」につながる可能性があると記した。(bloomberg)
ウェドブッシュのアナリスト、ダン・アイブス氏は、マスク氏の株式取得について「ツイッターの役員・経営陣とのより広範な対話の始まりに過ぎず、最終的には発言権の拡大や、ツイッター株式保有の一段の増加につながる可能性がある」と述べた。(ロイター)
イーロン・マスクのツイート
言論の自由は、民主主義が機能するために不可欠です。
Twitterはこの原則を厳守していると思いますか?
Free speech is essential to a functioning democracy.
Do you believe Twitter rigorously adheres to this principle?
— Elon Musk (@elonmusk) March 25, 2022
ネットの声
トランプ氏を復帰させてもらいたい。
Twitterに言論の自由を!
この人に期待する。アメリカの言論は腐っている!