【動画あり】上海封鎖で社会・経済が大混乱「飢え死にする」との声／安全衛生職員は感染者を強制隔離する

上海封鎖で社会・経済が大混乱　「飢え死にする」との声

2022年4月15日

2500万人都市の中国・上海市が都市封鎖（ロックダウン）された。重症者が1人でも、一般市民の外出を例外なく禁止する厳格な規制は、経済に大きな打撃を与えると同時に、市民に政策への不安と懐疑を巻き起こした。中国最大規模の都市封鎖が引き起こした爪痕は大きい。

上海市では都市封鎖以降、ネットスーパー、ネット出前、ネット通販のいずれも機能不全に陥った。「ラストワンマイル」の途絶に、いつまで封鎖が続くか分からない不安感が加わり、SNS（交流サイト）の微博（ウェイボ）や微信（ウィーチャット）では「飢え死にする」などと不安の声があふれた。

「上海のような国際都市で食料品を巡ってパニックが起きるなんて信じられない」。新型コロナウイルス感染の震源地の湖北省武漢市で、2020年に都市封鎖を経験した女性はこう語る。「約2カ月の封鎖中、ネットスーパーから食料品を注文できたので、食事に関しては全く心配がなかった」という。遼寧省瀋陽市で封鎖中の女性も「食料品はネットスーパーで購入可能」と上海市の混乱を不思議がる。(日経)

上海に「安全衛生」のストームトルーパーがやってきました。あなたのためを思ってのことだそうです。

Here come the ‘health and safety’ stormtroopers in Shanghai. It’s for your own good, apparently. pic.twitter.com/OL0IT5GxvM

— James Melville (@JamesMelville) April 14, 2022

高層マンションからWe are the world

上海一小区深夜集体合唱《We are the world》
Residents in a #Shanghai community sang We Are The World in chorus, which touched lots of people.#COVID19 #COVID #Covid_19 pic.twitter.com/WG5ax2IWJC

— Zhang Heqing张和清 (@zhang_heqing) April 11, 2022