ツイッターの CEO、マスク氏の申し出に「人質にはならない」と従業員に伝える -情報源
4月14日(ロイター) – ツイッター(TWTR.N)のパラグ・アグラワル最高経営責任者(CEO)は14日の全体会議で、同社がイーロン・マスク氏の買収提案のニュースによって「人質」となっていないことを従業員に安心させようとしたと、関係者がロイターに対して明かした。
アグラワル氏は、同社のメッセージングサービスSlackに投稿された社員からの質問を受けながら、社員に集中するよう促し、「何が起こるかは社員である我々がコントロールする」と話したと、この件について公に話す権限がないため特定を避けた情報筋は述べた。
この会議は、テスラの最高経営責任者がソーシャルメディア企業を430億ドルで買収すると申し出たというニュースが流れた後に行われた。
アグラワルは、取締役会がマスクの申し出を検討し続けているが、従業員と共有できる内容には限りがあるとスタッフに語った。
質疑応答の一部では、ある社員が「会社がマスク氏に取締役会の席を提供するという決断に至った経緯」を質問した。
ロイターが聞いた会議の一節によると、「億万長者を誰でもいいから役員に招き入れるようになるのか」という。
アグラワル氏は、取締役会は株主の利益を最優先して行動していると答えた。
「私たちのサービスに批判的な人たちの声は、私たちが学び、より良くなるために強調しなければならないものだという強い見解を持っている」と述べた。
別の従業員からは、マスク氏の言論の自由の定義をどう見ているか、またそれがツイッターの考え方と一致しているかどうかをアグラワル氏に問う質問が寄せられた。
アグラワル氏はこの質問には直接答えず、会社の仕事の多くはツイッターの「会話の健全性」を継続的に改善することに集中していると述べた。(reuters)
マスク氏「ツイッターの取締役会が株主の利益に反する行動を取れば、責任は巨大なものとなるだろう」
「ツイッターはイーロン・マスクの申し出を阻止するために毒薬条項(ポイズンピル)を検討しています。彼らは検閲プログラムを諦めるくらいなら、自滅することを望んでいる。これは、彼らがいかにオーウェル的な物語と世界的な言説のコントロールに深くコミットしているかを示している。恐ろしいことだ」
のツイートに対して
マスク氏「もし、現在のツイッターの取締役会が株主の利益に反する行動を取れば、彼らは信認義務に違反することになる。その結果、彼らが負うことになる責任は、巨大なものとなるだろう」
If the current Twitter board takes actions contrary to shareholder interests, they would be breaching their fiduciary duty.
The liability they would thereby assume would be titanic in scale.
— Elon Musk (@elonmusk) April 14, 2022
ポイズンピル:企業における買収防衛策のひとつ。 既に自社の株主となっている人たちに事前に新株予約権を発行しておくことにより、会社が好ましくないと思っている相手に自社の株式を奪われることを防ぐこと