「原作者は堂々と発言を」 死去の「セクシー田中さん」芦原さんを「のだめ」作者らが追悼
2024/1/30
日本テレビ系列で昨年放送されたドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが死去したことを受け、同様に自作が映像化された経験を持つ漫画家たちがSNSで相次いで追悼の言葉を寄せている。ドラマの脚本を巡り悩みを吐露していた芦原さんに思いを寄せる一方、関係者からは映像作品に原作者の意向を反映させることの難しさを指摘する声もある。
アニメ化された「はじめの一歩」の著者の森川ジョージさんは、Xで「原作者が何か物申すと『権力者が強権を発動した』と煙たがられることが多いです。それはほとんどが作品とファンを守るためなのに多勢に無勢の戦いになります」と指摘。「権利を行使した直後に孤独になり、挙げ句『自分はワガママではないか』と自分を責めたりします。原作者は堂々と自信を持って発言して下さい」と続けた。
芦原さんのXへの投稿によると、日本テレビ側とは原作にできるだけ忠実にドラマ化することで合意していたが、制作の過程で改変されることが多く、ドラマ終盤の9話、10話の脚本は自ら手掛けたという。
一方で、ドラマ制作の現場ではコストや時間的制約から、原作者の意向が十二分に反映されないことも少なくないという。
自身が手掛けたノンフィクション小説がテレビドラマ化された出版関係者によると、ドラマの内容についてテレビ局と交わした契約書には「作家、出版社、脚本家の協議の上」の文言があるが、実際には局側から「お任せいただければ」という雰囲気が強いという。
ただ、作家、出版社側からすれば、原作使用料を受け取っている上、「映像化されれば、本の売れ行きに大きくつながる」という意識があるため、まずは無事に映像化が成功するほうに気持ちが傾きがちになる。また、細かい部分で、「どうしても」という場合は修正してもらえることもあるが、実際には脚本が上がって原作者側がチェックできるのは撮影の数日前ということも多く、「大きな変更などは事実上不可能」という(産経新聞)
日テレ「日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。」
ネットの声
堀江貴文氏「テレビ局が上から過ぎる」
まあ、テレビ局が上から過ぎるんだよな https://t.co/ZuIziQ6bGh
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) January 29, 2024
おい、ありえない。
セクシー田中さんの作者死んだぞ。 pic.twitter.com/LCXgpRNj0c— 白州28年 (@Jack_d__Or) January 29, 2024
取り敢えず日テレも報道したか。「自殺とみられます」じゃないんだよ。何で他人事なのか。しかも取って付けたように「悩みを抱えている人は電話して」とかよく言えるな。どこまでも遺族の感情を逆撫でするTV局#芦原妃名子 #セクシー田中さん pic.twitter.com/f8pMg2pCs8
— 先輩のハト. (@senpai_hato__) January 29, 2024
そもそも
原作者の意向無視してドラマ作るかねそもそも
原作の真のテーマもわからずの脚本家がいるのかね怖くて悲しいニュース
TVマンは胸に刻め現状のTVマンのスタンスはどうなっているのか
#日本テレビ
#セクシー田中さん
#芦原妃名子 さん 天国では安らかに pic.twitter.com/sjtduBopJQ— ただこじ (@suberi_houdai) January 30, 2024
参考記事
(画像:日テレ)