漁師たちの怒り──「災害」となったタコの大量発生が漁獲を壊滅、原因は“目覚めた（woke）”環境保護規制
6月1日
Dailymailによると、イギリス・デボン州プリマスで、地中海から北上したマダコの大量発生により、カニやロブスターの漁獲が壊滅的打撃を受けている。
環境保護規則により、捕獲した幼体のカニなどを逃がすため仕掛けに脱出口を設けることが義務化されているが、これを利用してタコが侵入し、漁獲物を食い尽くして逃げている。
隣接するコーンウォールでは同規則がなく、タコを売ることも可能なため、地域間で不公平が生じている。
漁業者は市議会や当局に規則の見直しを要求し、当局も来月審議予定。
さらに、キア・スターマー首相がEUとの新漁業協定でEU漁船に英海域での操業を12年延長したことも、漁師たちの怒りを買っている。地元漁業者は「業界が壊滅しかねない」と危機感を募らせている。
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