一度は合意した台湾と独ビオンテックのワクチン契約を中国が妨害
台湾の蔡英文総統は26日、新型コロナウイルスワクチンの輸入を中国当局に妨害されているとの認識を示しました。与党・民進党の会合で、独ビオンテック社との間で一度は合意したものの、「中国の介入のために今も契約ができていない」と述べました。https://t.co/7yhbRDyEdV
— 毎日新聞 (@mainichi) May 26, 2021
台湾と独ビオンテックのワクチン契約、中国が妨害
26日 - 台湾の蔡英文総統は26日、ドイツのバイオ医薬会社ビオンテックから新型コロナウイルスワクチンを購入するのを中国が妨害していると名指しで非難した。
台湾は英アストラゼネカ、米モデルナ両社に数百万回分のワクチンを発注したが、およそ70万回分しか届いておらず、接種率は約1%にとどまっている。
ビオンテックはドイツと調達完了寸前で中国が介入し不合意に
蔡氏は与党・民進党の会合で、アストラゼネカおよびモデルナとの契約は「円滑に」進んだとする一方で「ビオンテックについては、同社の独工場から調達する契約が完了寸前だったが、中国が介入したため合意できていない」と説明した。
ビオンテックは蔡氏の発言に対するコメントを控え、「われわれは世界に向けたワクチン供給を支持している」と述べるにとどめた。中国は台湾のワクチン調達の妨害を否定した。(ロイターより引用)
蔡英文総統のツイート
ワクチンは、COVID-19を打ち負かし、世界中の人々の健康を確保するために不可欠です。私たちは、台湾にワクチンを持ち込むための私たちの仕事への外部からの干渉を拒否し、政治的な目的でワクチンの供給を利用しようとする試みに反対します。
Vaccines are vital to defeating COVID-19 & ensuring the health of people around the world. We reject outside interference in our work to bring vaccines to Taiwan, & oppose attempts to exploit vaccine supply for political purposes. pic.twitter.com/oRoZ5CmEGH
— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) May 26, 2021
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