「中国でジェノサイドの危険」ベルギー下院が非難決議
2021/7/9 07:32
ベルギー連邦議会下院は8日、中国新疆ウイグル自治区で「少数民族ウイグル族に対するジェノサイド(民族大量虐殺)の深刻な危険性がある」と訴える決議を採択した。現地での恣意的拘束や人権侵害も非難し「人道に対する罪と考えられる」と強調。中国政府に対し「再教育キャンプ」に入れられた人々の即時解放を求めた。
米政府は1月、ウイグル族弾圧をジェノサイドと認定。その後、カナダやオランダ、英国の下院もジェノサイドだと非難する決議を採択した。
ベルギーでの決議は賛成125、反対ゼロ、棄権12の圧倒的多数で採択された。「チベット族やモンゴル族などの少数民族、社会・人権活動家、宗教団体、ジャーナリスト」に対する抑圧的政策や、香港での反対意見封じなどについても非難した。(共同)
日本は非難決議採択を見送り
対中非難決議見送り…“国会議員の資格なし”! 自民・長尾議員が激白「次は覚悟を持って採択する」
2021.6.28
中国当局による人権弾圧を非難する国会決議案が通常国会で採択されなかった内幕を、ジャーナリストの有本香氏が夕刊フジの人気連載「以読制毒」で明かし、世論の関心は一気に高まった。世界各国の対中意識が厳しくなるなか、今秋の臨時国会での決議を目指す動きが出てきた。この問題に長く取り組んできた自民党の長尾敬衆院議員=大阪14区=に、今後の取り組みを聞いた。
「日本の国会が、中国の人権問題に強い意思を示せなかったことは忸怩(じくじ)たる思いだ。この程度の決議ができないと、国会議員をしている資格はない。強い覚悟を持ち、次は必ず採択したい」長尾氏は語った。(zakzak引用)
*現在の対中制裁は、すべてトランプ政権、ポンペオ発言から始まった
ポンペオ国務長官(1/20当時)がジェノサイドと認定したのツイート
「私は、中華人民共和国がウイグル人イスラム教徒や他の民族的および宗教的マイノリティグループのメンバーを標的として、中国の新疆ウイグル自治区で大量虐殺と人道に対する罪を犯していると判断した」
「これらの行為は、中国の人々とあらゆる場所の文明国にとっての侮辱だ。中華人民共和国と中国共産党は責任を問われなければならない」
These acts are an affront to the Chinese people and to civilized nations everywhere. The People's Republic of China and the CCP must be held to account.
— Secretary Pompeo (@SecPompeo) January 19, 2021