拉致被害者の兄・飯塚繁雄さん死去 横田早紀江さん「家族にとってはつらい人生」 家族から悲しみの声
早紀江さんは、「本当によくやって頂いたことに感謝しています。優しい方で、穏やかな方で、きちんと、まともなことをおっしゃていた。家族にとってはつらい人生だと思います」と語った。
【早紀江さん 飯塚氏死去に悔しさ】https://t.co/trgSeDNL2o
北朝鮮による拉致被害者・田口八重子さんの兄、飯塚繁雄さんが、18日未明、亡くなった。83歳だった。拉致被害者・横田めぐみさんの母・早紀江さんは18日、取材に応じ「なぜ、みんなが会えないのかと思う」と悔しさをにじませた。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) December 18, 2021
家族会前代表の飯塚繁雄さん死去 横田早紀江さん「悔しい思いをしながら亡くなったと思う」
2021年12月18日
拉致被害者家族会代表として長年、家族を取り戻す闘いの先頭に立ってきた飯塚繁雄さんの死去を受け、家族会関係者に悲しみが広がった。
横田めぐみさんの弟で家族会代表を引き継いだ拓也さん(53)は18日午前、横浜市のJR新横浜駅前で報道陣の取材に応じ「残念でならない。八重子さんと再会できずに他界されたことが、どれだけ無念だったかと思うと心が痛む」と語った。
飯塚さんについて「物腰が柔らかく、皆さんに言葉を選んで優しく語りかけていた。そうした姿は、皆さんが拉致問題をわがこととして聞いてくださった要因になった」と語り、14年間の代表としての活動に感謝した。
一方で「待っている親世代は高齢で、時間がないのが現実」と被害者家族の現状に触れ、日本政府に「言葉だけではなく、具体的にどうするべきか作戦を練り、行動を取ってほしい」と求めた。
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めぐみさんの母早紀江さん(85)も同日午前、川崎市内の自宅近くで報道陣の取材に応じ「本当によくやっていただいたことに感謝している。悔しい思いをしながら亡くなっていかれたと思う」としのんだ。
早紀江さんは飯塚さんの人柄を「優しい穏やかな方で、雑談したのを懐かしく思い出す。立派な方だった」と振り返り、「みんな年を取ってきた。順番にそういうことが起きてくるといつも思っていたが、その時がきて残念だ」と肩を落とした。
いつまで待っても拉致問題が動かないまま、仲間が一人また一人と亡くなっていく現実。「(政府が)拉致問題をどうしようとしているのかが見えない。もっと毅然と対応してほしい」と力を込めた。
ネットの声
国民ひとりひとりが声を上げなければならない。
何事もなく、平和が当たり前に感じて過ごしている我が身を恥じる。憲法改正が第一歩だと思う。
憲法改正もできない日本。やる気のない自民党。
憲法改正やるやる詐欺の自民党に怒りを感じる。ジェノサイドに対して外交ボイコットすらできない国に協力してくれる国などない。岸田政権は恥を知れ!
もしも岸田氏が憲法改正をすれば、これまでのことは帳消しにして支持してもいい。しかし絶対に無理。
日本国民としてお詫びいたします。
やるせない。そして情けない。
参考記事
(画像:FNN)