ワリエワ3位以内なら表彰なし IOC〔五輪・フィギュア〕
2/14(月)
【北京時事】国際オリンピック委員会(IOC)は14日、ドーピング検査で陽性反応を示しながら北京五輪への継続出場が認められたフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)について、15日に始まる個人種目で3位以内に入った場合は表彰式やメダル授与式を実施しないと発表した。
ドーピング規定違反をめぐる問題が解決していないためとしている。
ワリエワが出場してROCが金メダルを獲得した団体のメダル授与式は、8日から延期されていたが大会中は実施しない。
国際スケート連盟(ISU)は、IOCからの要請を受け、ワリエワが15日のショートプログラム(SP)で24位以内に入った場合、17日のフリーに本来出場できない25位の選手も参加させると発表した。(時事通信)
ワリエワ 五輪個人種目の出場認める CASが発表 15日に女子SP
2/14(月)
昨年12月のドーピング違反が判明した北京冬季五輪フィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(15、ロシア・オリンピック委員会=ROC)の個人戦出場が認められた。
スポーツ仲裁裁判所(CAS)が14日、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)によるワリエワの暫定資格停止処分解除を不服とした国際オリンピック委員会(IOC)、世界反ドーピング機関(WADA)、国際スケート連盟(ISU)からの提訴を却下した。
CASは裁定の理由として、16歳未満のワリエワが処分が軽減される保護対象であること、五輪期間中に陽性反応を示していない選手への考慮、今回出場を認めなければワリエワに取り返しのつかない損害を与えること、などを挙げた。団体戦の扱いに関しては裁定を要求されていないため、決定は別になるとも記した(スポニチ)
ワリエワ出場に村主章枝が警鐘「薬がまだ体内に」「命を落とすかもしれない」
2/15(火)
15日放送のフジテレビ「バイキングMORE」では、北京冬季五輪でドーピング疑惑の渦中の中、出場可能となったフィギュアスケートのカミラ・ワリエワ(15=ROC)の問題を取り上げた。
12月に行った大会後のワリエワの検体から禁止薬物トリメタジジンが検出されたことが、今月8日に判明。これに対し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は検体の結果が遅れたことや、ワリエワが16歳未満の保護対象の年齢であることから「回復不可能な傷を負わせることになる」などを理由に出場を認める決定をした。
これについて元フィギュアスケート選手の村主章枝氏は「回復不可能の傷を負わせることを回避するなら、止めるべきだった。12月の検体でその薬が入っているなら、まだその薬が体内に残っている可能性もあり、命を落としたりするかもしれないし、健康のことを考えたら出場させるべきではなかった」とそのリスクを指摘した。
またスポーツライターの小林信也氏は「今回は周りが(ワリエワを)出す方向でバトンを出している。RUSADA(ロシア反ドーピング機関)が出場停止を解除したことに、IOC(国際オリンピック委員会)が不服としてCASに提訴した。しかし、IOCが『これはダメだよ』と出場停止を決めても良かった。責任をなすり付け合っている」と疑問の声をあげた(東京スポーツ)
ネットの声
ひどい話だ。出場させるのも異様だし、表彰式もしないも異常。
村主さんの指摘は正しいと思うが、本人としては「健康」より富や名声を選ぶ選択をしたのかもしれない。
勝つために自分の体を犠牲にする。そのツケは引退した後にくる。そしてその時に悔いてももう遅い。
IOCはロシアに忖度しているのか。メダル授与式がドーピング疑惑が解決していないというなら、出場させるべきではなかった。
選手自らやったとは思えないが、15歳ならそれがどういうことになるか、何を意味するかはわかるはずだ。強い意志を持ってほしい。
アメリカの女子短距離選手のように、すぐにそうならなくても若くして命を落とすことは十分あり得る。彼女の体が心配だ。
ロシアという国は勝てるならなんでもいいのか。少女の体を犠牲にしてまで掴む国の威信て一体なんだ?なんの意味もないと思う。
失格騒ぎ、フライング疑惑、ショートトラック、果てはカーリングまで。この大会は不審だらけ。まともな大会ではない。ひとえに開催国の責任だ。