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【バイデン 一般教書演説】ニューヨークタイムスも辛辣な批判/バイデンは、最も難しい質問を未解決のままにした。バイデンの説明は、この戦争がどのように終わるかを考える上で役に立たない

事件

バイデン氏、「秩序の守護者」へ険しい道

2022/3/2

「いかなる代償、犠牲を払うことになるのか誰にも分からない…しかし、この道はわが国の国民性、勇敢さ、全世界に果たす義務に最もふさわしい道だ」

1日夜のバイデン大統領の演説ではない。

1962年、ケネディ大統領がソ連の核威嚇が明らかになった「キューバ危機」を前に決意と行動を唱えた演説だ。

ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領が核兵器運用部隊に戦闘警戒態勢を命じ、2022年の自由世界は、60年前の危機以来の核の脅しを受けた。

バイデン氏は初の一般教書演説で、未曽有の挑戦を受ける国際秩序の守護者として「ふさわしい道」を示すことが求められたはずだ。(産経)

バイデン氏、「秩序の守護者」へ険しい道 ワシントン支局長・渡辺浩生
「いかなる代償、犠牲を払うことになるのか誰にも分からない…しかし、この道はわが国の国民性、勇敢さ、全世界に果たす義務に最もふさわしい道だ」

分析 バイデン氏は危機における団結の達成を評価するも、疑問は残る

2022年3月1日

バイデン大統領は一般教書演説で同盟国の決意を強調する一方、ロシアが侵略を抑止できない可能性があることを認めた。

ウクライナの都市キエフとハコフから破滅の光景が世界に向けてフラッシュされているときよりも、バイデン氏は、東ヨーロッパの自由を維持するために代償を払う価値があると主張した。

それでも、バイデン氏は、少なくとも今のところ、アメリカが次にどこに行くのか、そして主にワシントンで設計された世界秩序を解体するプーチン氏の大胆な努力から最終的にどのように現れるかについての最も難しい質問のいくつかを未解決のままにした。

バイデン氏は、昨年秋にウクライナ国境でロシア軍の集結を衛星が検出して以来初めて、プーチン氏がどこに立ち寄るのかわからないことを公然と認めた。

そこで彼は、プーチン氏が後退させなければならないと主張する拡大したNATOの境界線に沿って線を引いたのだ。「我が軍はウクライナで戦うためにヨーロッパに行くのではなく、NATOの同盟国を守るために行くのだ」と彼は言った。

この最後の一行が最も不吉だった。

バイデン氏とその側近は、ここ数カ月、ロシアの指導者の野心がウクライナをはるかに超えているかどうか頻繁に議論してきた。

ロシアは、破壊的な存在ではあるが、箱の中に閉じ込めておくことができる存在と見なされていた。

しかし今、プーチン大統領の次の3年間は、プーチンを封じ込めることに終始し、アメリカ外交界で長く議論されてきたものの、完全には実行されなかった「アジアへの軸足」を脅かす可能性があることは明らかである。

バイデン氏は火曜日の夜、歴史が他の選択肢を与えてくれないと判断した男のように聞こえた。

プーチンは、2007年以来、そのような地図に対して怒りをあらわにしてきた。

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そして、2008年のグルジア侵攻や2014年のクリミア併合など、彼が行動を開始したとき、西側諸国の抵抗はほとんどなかった。米国とその同盟国が制裁を組織するのに長い時間がかかり、制裁を課してもほとんど歯が立たなかった。

バイデン氏は、特にクリミアについて、こうした決定の一端を担った。しかし、彼は火曜日の夜、弱い対応がロシアの強権者を刺激しただけだと認めているようだった。

「私たちは歴史を通じて、この教訓を学んだ。独裁者がその侵略の代償を払わないとき、彼らはより多くの混乱を引き起こす」とバイデン氏は言った。米国と世界にとっての代償は「上昇し続ける」とも述べた。

しかし、バイデン氏の問題についての説明は、この戦争がどのように終わるかを考える上であまり役に立たない。(NYT抜粋)

nytimes.com

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