自衛隊への謝罪が先だ
2022/4/19
ロシアのウクライナ侵略があっても目が覚めないのか―。日本の政党の防衛政策は合格点にあるとはいえないが、共産党と立憲民主党という左派政党の姿勢はとりわけ嘆かわしい。
共産の志位和夫委員長は7日、急迫不正の主権侵害には「自衛隊を含めてあらゆる手段を行使して、国民の命と日本の主権を守り抜く」と語った。
共産は綱領で、日本政府は「軍国主義復活の動きを推進する方向に立っている」とし、「憲法9条の完全実施(自衛隊の解消)」「日米安保条約の廃棄」を目指している。一方、平成12年の党大会で、自衛隊の段階的解消を掲げつつ、侵略があれば自衛隊を「活用」すると打ち出した。
日本維新の会の馬場伸幸共同代表が14日、「国防という崇高な任務に就く自衛隊を綱領で『違憲だ』と虐げつつ、都合のいい時だけ頼るとはあきれる」と批判したのはもっともだ。
共産は自衛隊の充実に反対してきた。防衛費を「人殺し予算」と言って世間の顰蹙を買い、ポストを追われた政策委員長もいた。
自衛隊は政治の命に服すべき組織だが、政治家も含め国民は、諸外国の人々が軍人に対するのと同様に、自衛隊員に敬意を払い、支えるべきだろう。命がけで日本を守る決意をしてくれた人たちだ。「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め」ると宣誓している。
共産は自衛隊攻撃を自衛隊と隊員に謝罪し、敬意を払うのが先だ。それなしに自衛隊「活用」を唱えても真剣に防衛を考えているとは思えない。参院選対策の戦術的擬態だと国民に見透かされるのがオチだろう。
ところが、立民の泉健太代表は8日、「自衛隊や日米安保は国民共通の前提だという認識を多くの人が持っていることを踏まえつつあるのではないか」と共産に理解を示し、自衛隊を合憲視するよう呼びかけた。
呑気(のんき)な話だ。自衛隊を合憲とし、日米安保を認めるだけでは十分とはとても言えない。立民は、共産と同様に、安全保障関連法の集団的自衛権の限定行使容認に反対している。防衛政策の根幹で非現実的だ。議に必要な政党なのか。(産経)
ネットの声
そのとおり。活用するなどとふざけた言いようだ。
こんな政党が野党の中心では、いつまで経っても日本はよくなりません。新しい野党が必要です。
呆れる立民・共産の国防認識。彼等が政権を取ることはないだろうが、少なくとも国と国民の安全を現実無視の空論で政治家然としていることには辟易する。
立民と共産は、固定ファンはどんなことしても離れないだろうが、マトモな層は離れて行くだろう。
最もなご意見!共産党はまやかし政党、立民も同じ穴のむじなだ。
そうだ、土下座して謝罪せよ。
共産党、立憲民主党も自衛隊はいらないと言ってきた が大災害の時には注文を付ける。ダブルスタンダード
本当にそうおもう。結局、自己都合で勝手に言い分、ロシアとかわらない。