自民「敵基地攻撃能力」の名称を「反撃能力」に 変更案を了承
2022年4月21日
政府の国家安全保障戦略などの改定に向け、自民党の安全保障調査会は、敵のミサイル発射基地などを破壊する、いわゆる「敵基地攻撃能力」の名称について「反撃能力」に変更することを盛り込んだ政府への提言案を党の会合で示し、了承されました。
国家安全保障戦略など安全保障関連の3つの文書を、年末までに改定する政府の方針を受けて、自民党の安全保障調査会は、21日午後、党所属の議員を対象にした会合を開き、政府への提言案を示しました。
そのうえで、極超音速滑空兵器や変速軌道で飛しょうするミサイルなど、ミサイル技術の急速な進化で、迎撃だけでは日本を防衛しきれないおそれがあるとして「専守防衛」の考え方のもとで、こうした能力の保有を政府に求めています。
提言案に対し、出席者から大きな異論は出されず、扱いを調査会長の小野寺元防衛大臣に一任する形で了承されました。
「敵基地攻撃能力」の名称変更をめぐっては、これまでの自民党内の議論で「自衛反撃能力」や「領域外防衛」、「ミサイル反撃力」といった案が出ていました。(NHK)
小野寺氏のツイート
今日、会長をつとめる自民党 #安全保障調査会 にて、今年政府がまとめる国家安全保障戦略等、3文書改定に向た提言案について取りまとめました。#反撃能力 保持や #防衛費 の増額など日本を取り巻く厳しい安全保障環境に即した内容かと。党内手続きを経て総理に申し入れます。https://t.co/bYKX3dAdGP
— 小野寺 五典 (@itsunori510) April 21, 2022
ネットの声
自民党提言の『反撃能力』名称変更案について、河野克俊・前統合幕僚長「ウクライナを見ても国を守る為には攻撃力を持つとシンプルに言った方がいい。
国家間の平和な状態は、力の均衡によってのみ維持されうるもの。
今後五年の間に何が起こるかわかりません。まずは早急な核シェアリングから着手から優先してください。ロシアが北海道を狙っています。
近所に強盗が住んでるのに戸締まり強化するのが数ヶ月後、数年後だと困ってしまうスピードを上げて欲しい。
安全保障調査会においてウクライナ支援と台湾有事の際の支援をつめてほしい。
核を持てば全てが解決します。核シェアリグの検討もよろしくお願いします。
防衛予算を2%などと言わず大幅に増額すべき。
国民の生命と主権・領土を守るという、日本の根幹に直結する課題。岸田氏は危機意識が乏しすぎる。